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24話 ページ29






私はただニッコリと微笑む。そんな私をカナエさんが抱きしめる。





カナエ「Aちゃん……もう大丈夫だから。だから、一言、助けてって言って!」




私は抱きしめられて目を閉じる。苦しい……苦しい……






カナエ「Aちゃん……?っ!!Aちゃん!!しっかりして!!」





珠世「っ!!カナエさん、落ち着いてくださいっ!Aさんをソファーに!愈史郎!」





愈史郎「はい!なんでしょう!」





珠世「愈史郎!保健室にあるAさんに渡す薬を持ってきてください!!出来るだけ早くですよ!!」





愈史郎「秒で持ってきます!!」






苦しくて胸元を握る……愈史郎が飛び出して行ったことにより、柱の先生方が部屋を覗きに来る。カナエさんと宇髄さんが救急車がどうのと話してるのを聴きながら珠世さんに言われるとおり呼吸をする。そうしていれば愈史郎が薬を持ってきてそれを珠世さんが受け取り飲まそうとするが……呼吸が辛く飲めずにいた……






そんな私に困った顔の珠世さんとカナエさん。そんな中、柱の先生達を割って私の前に誰かが来て、珠世さんから水と薬を取って口に含み、私の肩を抱いて口移しをする……






ゴクリと薬を飲んで2、3回水を飲まされソファーに戻される……







善逸「ねぇ、これどういう状況?」




不死川「おい、宇髄、説明してやれ」








なんて、愈史郎と一緒に来た炭治郎、善逸、伊之助、カナヲ、アオイに説明する宇髄さん……それをぼーっと見ていれば呼吸は幾分か落ち着きを取り戻す。誰が私に薬を……なんて、相手を見れば、少し怖い顔をした善逸だった……苦しさなのか……それともこんな状況涙がバレてしまったことえなのか……涙が一筋流れ落ちる。







炭治郎「済まない!昨日、気づいてあげれていれば……」




「……な…で」






掠れた声しか出ず善逸を見て炭治郎を見れば善逸が代わりに言ってくれる。善逸も炭治郎も……いや、後から来たみんなは悔しそうに私を見ている。






私はにっこりと笑いかすれた声を必死に出して、もう大丈夫。と笑えば何故か怒られたが抱きしめられたのだった。

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(プロフ) - 鮭大根さん» コメントありがとうございます!お返事遅くなってすみません。父親の糞加減が伝わって良かったです!!(笑)面白いと言っていただけて嬉しいです!更新遅めですがこれからも呼んでやってくださいm(*_ _)m (2020年8月26日 2時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
鮭大根(プロフ) - 作者さん、あの糞親父ぶん殴って良いですかね?何なんですかあの野郎(^o^;)ぶん投げてやりますよ("⌒∇⌒")ウェーイ( ・∇・)話変わりますが面白いです!!これからも頑張って下さい!!応援してます!!続き楽しみ〜(´-ω-`)ムフフ (2020年8月23日 2時) (レス) id: ef1af2de4e (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さゆさん» お返事遅くなってすみません。他の小説も読んでくださったんですか!?ありがとうございますm(*_ _)m大好きだと言っていただけてとても嬉しいです!!更新遅めですが、これからもよろしくお願いします! (2020年7月7日 0時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - 面白かったよー!他の作品も全部見ました!遥さんの作品大好きです!更新頑張ってください! (2020年7月1日 16時) (レス) id: 75c7f9d54b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年6月27日 13時

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