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九話 2 ページ10

善逸が機能回復訓練をやり始めて五日がたった。善逸と猪と兄はカナヲという女の子に負け続け、猪と善逸は訓練所に行かなくなった。サボる善逸に、遊びに行こうと誘われたが私は断り、兄の訓練を見ていた。仲良くなった、すみちゃん達と。






炭治郎「A……おまたせ……」




「お疲れ様です。」






トボトボと薬湯まみれの兄が私のところに来る。部屋に戻るらしく私の手を握り歩くが……兄は真剣な顔で何かを考えている。そんな兄を追いかけてくる、すみちゃん達。






きよ「た、炭治郎さん」




「ごめんね、何か考えてるようだから、気づかないのかも。思いっきり殴っていいよ?」




なんて言えば驚いた顔で私を見る。私はそんな三人に耐えきれなくなり兄の意識をこちらに戻させる。




炭治郎「え、どうしたんだ?」






私を見てから三人を見る兄。そしたら三人は、モジモジしながらも代表のきよちゃんが、兄にタオルを渡す。





きよ「あの、て、手拭いを……」



炭治郎「わぁ!ありがとう助かるよ!優しいねぇ!」





そう言って微笑む兄に三人はパッと花を咲かせたような笑顔になる。





きよ「あの、炭治郎さんは全集中の呼吸を四六時中なっておられますか?」





炭治郎「…………ん?」





すっごくいい笑顔が崩れ真顔になって聞き返す兄。少し笑いそうになったが、我慢して、話を聞く。





きよ「朝も昼も夜も、寝ている間もずっと全集中の呼吸をしてますか?」




炭治郎「……やってないです。やったことないです……そんなことできるの!?」





なんて、声が震えてる兄。全集中の呼吸を四六時中するのが【全集中・常中】と言うらしく、できるか出来ないかでは天と地の差があるらしい。






炭治郎「そうか!ありがとう!やってみるよ!!」





そう言って、微笑む兄に三人は喜びながらも用事に戻って言ったのだった。







「全集中・常中……私も血鬼術・常中できるかな。」





炭治郎「やめなさい。」




「………」( ¯•ω•¯ )むっ




炭治郎「…………」ヨシヨシ(。・ω・)ノ(´-ω-)








なんて、膨れた私を黙って撫で続ける兄だった。

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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月21日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さゆさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが頑張ります!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年5月29日 14時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - このお話おもしろいです!更新頑張ってください! (2020年5月29日 9時) (レス) id: f13f440923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月28日 16時

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