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四十七話 2 ページ48

私がヒノカミ神楽のことを聞いていても分からないので、外を眺めていれば小さなそっくりさんが話しかけてくる。






千寿郎「あの、Aさん……」




「ん?」



千寿郎「兄を……兄の傷を治していただいて……助けていただいてありがとうございました。Aさんも、ギリギリだったと兄からお聞きしたので……」





「んふふ。私はなおるから。傷、なおるから。でも、煉獄さんは治らないでしょ?それに、兄の大切な人の1人だから。」





千寿郎「……ありがとうございます。……あの、Aさんは、どんな飴がお好きですか?」




「んー。兄の瞳の色の飴玉かな?あ、姉の瞳の色の飴玉も好き。」




千寿郎「そうなんですね!こ、今度……用意して置くので、また、遊びに来てくれますか?……兄も!!ッ……退屈だと思うので……」





なんて、モジモジしながらも言ってくる千寿郎に微笑みいつかまた来るよ。と微笑んだ。






千寿郎「兄は強いんですよ!僕の日輪刀は色が変わらなかったので……兄が生きていてくれてよかった……炎柱の長い歴史に傷がつかずにすみます……」




「…………大丈夫。剣士になって戦うだけが剣士じゃないよ。正しいと思った道を進めばそれでいいんだよ。きっと多分。」






なんて、なんですかそれ!ってお互いが笑いあっていれば兄に呼ばれ、帰るみたいだ。煉獄さんと千寿郎にもんまで見送られる。





煉獄「歴代炎柱の書の事は私が何とかしよう!!他の書調べてなにか分かったら鴉を飛ばして知らせよう。今日は話が出来て良かった。竈門兄妹。俺はもう戦えないが……稽古をつけることはできる!!いつでも来るといい!!それから、竈門少年。これを……」






懐から煉獄さんの日輪刀の鍔を取り出し兄に渡す。





炭治郎「い、頂けません!!」



煉獄「いいや!私は君に持っていて欲しい!!俺の代わりに、鬼を……鬼舞辻無惨を退治してくれ!!」




炭治郎「……はいっ!!ありがとうございますっ!!」




煉獄「あぁ!!気をつけて帰るんだぞ!!」



千寿郎「い、いつでも遊びに来てくださいね!!飴玉、用意してますから!!」






なんて、帰る私たちの背に叫ぶ二人。私は兄と頭を下げて煉獄さんの屋敷をあとにした。

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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月21日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - さゆさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが頑張ります!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年5月29日 14時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - このお話おもしろいです!更新頑張ってください! (2020年5月29日 9時) (レス) id: f13f440923 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年5月28日 16時

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