三十三話 2 ページ34
私は瞬発的に動けずただ見ていることしか出来ず、気づけば女性は傷だらけで倒れていた。そうかと思えば鬼はおらず、女性が一人増えている。
「姉さん!!姉さん!!」
「ッ……しのぶ……鬼殺隊を辞めなさい……あなたは頑張っているけれど…ほんとに頑張っているけれど……多分しのぶは…………ッ普通の女の子の幸せを手に入れて…お婆さんになるまで生きて欲しいのよ……もう、十分だから……」
しのぶ「嫌だ!!絶対辞めない!姉さんの仇は必ずとる。いって!!どんな鬼なの!?どいつにやられたの!!姉さんっ!!言ってお願いよ!!こんなことされて私、私普通になんて生きていけない!!ねぇ!!姉さん!!」
「黙って。今治すから。」
上から声をかければ。声の方を見上げる少女、月の明かりでよく顔が見える。早くしなければ手遅れになってしまう。そう思い屋根から飛び降りる。
しのぶ「え?ッ!!あなたは鬼ですよね!!まさか、貴女が」
「違うよ。この人をやったのは頭から血を被ったような鬼。それより、のいて。怪我、なおすから。」
そう言って、手を伸ばせば少女は女性を守るように抱きしめる……早くしないと行けないのに。と、ため息をつく。
しのぶ「姉さんに何をするの!!」
「何もしない。怪我を治すだけ。」
しのぶ「…………」
「心配ならそこで見ていればいいよ……【血鬼術・|霖雨蒼生《りんうそうせい》】」
雨が降ってきた……私たちの周りだけ、とても優しく、暖かい雨だ……
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美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年10月21日 18時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - さゆさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが頑張ります!これからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2020年5月29日 14時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
さゆ - このお話おもしろいです!更新頑張ってください! (2020年5月29日 9時) (レス) id: f13f440923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年5月28日 16時