白銀の姫

二十七話ちょっとした番外編 ページ27

地の部族に馬を走らせているが、馬もそうずっと走らせてもおけない。



ス「シュド将軍、ここで少し休みましょう。見てください！景色もいいですよー！」


シ「陛下！もう少しシャキッとしてくださいよ。ついつい手を握って振り上げそうになってしまう……」

兵士「やめましょうねシュド隊長！！」

兵士「相手は陛下ですからね！？俺ら首ぶっ飛びますよ！？」


なんて楽しそうに？話しているシュド様立ちを見ながらも木の影に入りマントを少し脱ぐ……



そして、木に持たれ空を見上げる。



「ハル？ハルは昔っから空を見てますが何を見てるんですか？」



そう言って現れたスウォンは私の隣に座り同じように空を見上げる。



貴「そうですね。今も昔も変わらず……空に思い浮かばせた未来を見てるんです。」


ス「……どんな未来ですか？」


貴「どんな訳があっても、みんなが同じように……楽しく、安心に暮らせる国……」


ス「………私もいつか、ハルと同じ世界が見れるでしょうか……」



貴「……どうでしょう。でも……いえ、なんでもないです。」



そう言って静かに微笑んだ私にスウォンはなんですかー？気になるじゃないですかっ！て笑っていた。




でも、いつか必ず。
また、あの時のように4人揃って笑い、遊びたい。



そんな安心でなお安全な国を貴方なら……




そう思いながらもスウォンが騒ぐのを左から右に流し、空を見ていた。

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