【9】幼い頃の話 ページ9
お姫様達と仲良くなって、毎日遊ぶようになって約2年が過ぎた。そんな今日この頃……自国にいる義母から手紙が届いた。
その手紙は私の手元に届くことも無く、私が読むことなく、イル陛下が燃やしたと聞く……
そして、私はイル陛下に連れられ牢屋が何部屋か並ぶ場所に連れてこられた。牢屋に続く扉の前ではお姫様がイル陛下を止める声がとめどなく聞こえてくる。
イル陛下はイル陛下で、悲しそうな顔をして、牢屋の中を見る。
イ「すまないね……国王である以上、君をここに入れることしか出来ない。しばらくの間、辛抱してくれるかい」
貴「…………辛抱も何も……私の国は優しい貴方にこんなことをさせることをしでかしたのでしょ?ならば、私はここに入る意外にすることは無い。」
そう言って、みずから中に入りる。兵が鍵を閉め、灯りをともしてくれる。
イ「すまないね……しばらくの間だ……少し不自由になるが……ほんのしばらくの間だからね。」
そう言って、王は謝り牢屋から出ていった……
聞こえは悪いが、私はここで不自由することは無かった……常に、監視の兵なのだろうが、お菓子をくれたり、交代の時には本を持ってきてくれたり。時には、女官の人が私の体を吹いてくれたり、髪をとかしてくれた。
これは……この優遇は……いいのだろうか?なんて、こっちが恐れ入ったほどに……
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遥(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…!こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜! (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年9月21日 18時