【6】幼い頃の話 ページ6
今日も、お姫様達と遊んでいた。
今日は嫌という程晴天で、ジリジリと照りつける太陽に目眩がするほどだった……
きょうは、鬼ごっこ。をしていて、お姫様にタッチされた……のはいいが、突然お姫様が悲鳴をあげ、私の腕をつかむ。何事か、と集まったスウォンとハクはお姫様が掴んでいる私の腕を見て目を見開いている。
貴「どうした?」
ヨ「どうした?じゃないわよ!!何よこれ……火傷してるじゃない!!は、早く治療しなきゃ!!」
ス「医療室!!医療室に連れていきましょう!!」
そう言って、大慌てするスウォンとお姫様に引きづられ医療室に連れ込まれ、医官に診られる……
医官「ふむ。これは……姫様、この者は日差しの強い日に短時間でも日光に当たっていると、皮膚が赤くなる日焼けをするのです。このようにただれたり……」
ヨ「え!?ハル、こんなことになる前になぜ早く行ってくれないのよ!!」
貴「言う必要があるのか?私はお姫様の遊び相手としてここに招かれたのだろ?ならば、お姫様が満足するまで相手になるのがすじというものではないか?」
ヨ「……お父様のところに行きましょう!!」
そう言って、ズンズンと歩くお姫様に連れられて、国王様がいる部屋にと連れてはいられる。
ヨ「お父様!!」
イ「おや?ヨナにハル。どうかしたのかい?」
ヨ「お父様!!私、ハルいらないわ!!」
貴「…………」
イ「え?どうしたんだい?いきなり。」
ヨ「私の遊び相手なんていらない!!ハルを私の姉妹として欲しいの!!そしたら、ハルは危険をおかしてまで私と遊ばないでしょ?ハルは、私の遊び道具なんかじゃない!!」
そう言ったお姫様に、イル陛下は首を縦に振らなかった。それに、涙をうかべるお姫様……泣き叫ぶお姫様は女官に部屋から連れ出されていく……それを見ていれば、イル陛下に名を呼ばれる。
イ「ハルは……どうしたいのだ」
貴「…………私は……国王陛下がお決めになられたことに従うまで。」
そう言って、部屋から出た。
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遥(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…!こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜! (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年9月21日 18時