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スウォン様に連れていかれるまま玉座の間に連れてこられた。既に部屋にはケイシュク参謀がいるらしく、スウォン様を呼ぶ声が聞こえてくる。
ケ「スウォンへ(ス「はい、なんでしょう?」
なんて、四龍の2人。
キジャさんとジェハさんの間から返事する。
ケ「どこから顔を出してるんですか。」
ス「やぁ〜すみません。城壁から凱旋の軍を眺めていたもので……」
そう言って四龍の方達を見る。皆さんは少し気まづそうに私とスウォン様を見ている。
ス「……お久しぶりです。」
私もスウォン様に続いて挨拶をすればケイシュク参謀が私たちを見る。
ケ「お知り合い……ですか?」
ス「……どちらでもない、といえば嘘になります。ハルを、妻を助けていただいた人達です。」
「……あのせつはお世話になりました。」
そう言ってお礼をいえば四人が大丈夫。と、ひきつり笑いをする。
ス「ケイシュク、まずは千州の戦ご苦労様でした。ですが、こういう独断は困ります。」
ケ「彼らの能力は敵国から狙われています。保護するのが適切かと。火の部族では神と崇めるものもいる。彼らが本当の伝説の四龍ならば、緋龍城こそが本来あるべき場所。これは、歴史的な……いえ、運命の邂逅ですよ。」
そう言ったケイシュク参謀にスウォン様は耳をかきながらケイシュク参謀に何がしたいのか結論を求めた。
ケ「四龍が緋龍城に帰還したと、祭りを開きましょう。」
「祭り……」
ケ「年一度、イル王が行われていた武術大会を行ない、そこに四龍を出場させる。……四龍のお披露目ですよ。」
「四龍のお披露目?待ってくださいケイシュク参謀!!彼らは見世物ではありません!!」
ケ「……極めて平和的な祭りですよ。戦の勝利と伝説の再来。五部族を呼んで武人も集めれば大いに盛り上がる。さすれば空都も潤うでしょう。」
「ですが!それでは(ケ「少し黙って頂けますか。王妃様。」
ス「…………ハル、先に部屋に戻っててください。彼らを悪いようにはしませんから。」
「…………」
ケイシュク参謀をちらっと見てから私と目を合わせ、幼い子供に言い聞かすようにさとすスウォン様。私はスウォン様と四龍の人たちを見てから頷き、礼をして玉座の間から出た。
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遥(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…!こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜! (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年9月21日 18時