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緋龍城の玉座の間……
その奥にある、階段を降りていくスウォン様に、私は玉座を見ていればリリが隣に来る。
リ「陛下はどこに？」
貴「ひっ！？びっくりしたァ！？」
リ「ご、ごめんね……で、どこに？」
貴「スウォン様は、この壁の裏に回った先にある地下に続く階段へ……この先には緋龍王の霊魂を祀る
リ「…………」
壁に寄り、がべの裏を覗くリリ。そして、振り向き、ハルは行かないの？と聞かれ、私は頷いた。
貴「むかしあそこに1度、姉様と入ったことがあるの……不思議と温かさを感じる場所だった……けれど私は……あそこが嫌いよ……寂しくて……辛くて……とても愛しい。」
リ「……寂しくて、悲しいのに愛しいの？変なの……」
貴「………そうよね。」
リ「…………私、追っかけてくる。」
そう言って、リリは地下に足を進める。
【今度こそは……傍に……】
なんて、どこからか聞こえてきたような気がして辺りを見渡したが……気の所為だったようで、私は2人が戻ってくるまで空を見上げていた。
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遥(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけて嬉しいです！！更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください！ (2020年11月1日 22時) (
レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…！こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜！ (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：遥 | 作成日時：2020年9月21日 18時
