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今日も、リリと私、スウォン様と城のいっかく、空が見える屋根がある休憩場(ガボゼ的なところ。)みたいな所でユウノ茶を飲んでいる。
リ「ねぇ、陛下。素朴な質問が2つあるんだけど、いや、3つ……いいかしら?」
私とリリの隣で本を読んでいたスウォン様がリリの言葉に顔を上げる。
ス「はい?」
リ「1つ目、最近私に帰れって言わなくなったわよね?」
ス「それは、大事な水の部族長のご息女で、ハルと仲良くしてくださってますから」
リ「……2つ目、陛下かって護衛とかいないの?ハルも妃様よね?」
ス「私にも、ハルにもいますよ。」
「……あの人たちは私の護衛かしら?」
昔、一度スウォン様の首に手をかけてから何かと怪しまれているから私の護衛とは言えないだろう。なんて、思っていればリリが面白いことを言う。
リ「不用心ね。私がもし暗殺者だったらどうするの?」
ス「あはは!リリさんみたいな思考がバレバレの暗殺者はいませんよ。」
リ「いったわね!?」
なんて、立ち上がりスウォン様の首に手をやろうとしたリリの腕を取り抱きしめる。
「やだ!リリって柔らかいのね!この前も思ったけれど意外と抱き心地がいいわ。」
私が抱きしめると同時にフッと重苦しい空気がその場をしめる。
ス「大丈夫です。じゃれているだけですから。」
スウォン様の言葉に直ぐに空気が軽くなる。
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遥(プロフ) - 海未さん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけて嬉しいです!!更新遅めですが、最後まで書くのでお待ちください! (2020年11月1日 22時) (レス) id: c53d9db867 (このIDを非表示/違反報告)
海未(プロフ) - 凄く面白くて好きです…!こんな話を待ってた、更新頑張ってください〜! (2020年11月1日 20時) (レス) id: a7c47992ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遥 | 作成日時:2020年9月21日 18時