28話 ページ28
どうしてあんなに睨まれるの?
嫌いって言って私も嫌われてるのも可笑しくない。でも何であんなに睨まれないといけないの?
そう考えてると、腕を引かれピタリと止まる。後ろを振り向くと……
ま「遥香ちゃん、危ないよ?」
そう言われて前を向くと、そこは横断歩道で……赤信号だった。
貴「あ、ありがとう。真冬さん」
真冬さんが気が付いてくれて、止めてくれて良かった……じゃないと……考えるだけでも怖いので考えるのをやめた。そして思い出したけど…
貴「ごめんなさい!手、嫌でしたよね!?」
と、慌てて手を離す。家からここまで繋ぎっぱなしだったんだ……と、思っていたら
ま「嫌じゃなかったよ?って、どーして驚いてるの?僕……結構前に遥香ちゃんを僕に夢中にするって言ってたはずなんだけどなー」
あ、そう言われてみれば……ってことは……真冬さんも私と同じなのかな?【気づいてほしい】とか【両思いに】とか。それなら……速く返事しないと……
貴「真冬さん……その話なんですが……私やっ」
言いかけるとなーぜーかー。キスされる。どうして?パニクってワタワタしてると
ま「それはまだ聞きたくない。あの時遥香ちゃん言ったよね?【勝手に恋をして思っているだけだもん……何も悪い事じゃない】って。だから僕も勝手に思わせて?それに、まだチャンスは僕にもあるはずだから。」
なんて言われたら言い返すことが出来ないじゃん。
ま「え?遥香ちゃん!?」
気がついたら泣いていて。ポロポロと目から涙がでてくる。泣いて許されるわけない、逆にウザイだけ。でも何故か……心がポカポカする……
ま「え、泣かないで?僕なにかした……って、さっきしたじゃん!!え、えぇ!?どーしよう。と、とりあえず……ごめんなさい!」
何も悪くないのに謝る真冬さんに私は首を横に振る【真冬さんは悪くない】って。やはり首を横に振るだけじゃ伝わらず……私が振った首を否定してると考えたのか、最終的には私が泣き止むまでオロオロとさせてしまったのでした。ごめんなさい。
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←27話
7人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクラパン(プロフ) - 遥さん» 頑張れい( ´艸`) (2017年10月18日 17時) (レス) id: a8498e2e89 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - サクラパンさん» じゃあ、タメで?うん!頑張る! (2017年10月18日 17時) (レス) id: 8bebfb801a (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - 遥さん» 堅苦しいなぁ。タメでいいよ!こちらこそよろしくです☆頑張ってね! (2017年10月18日 16時) (レス) id: a8498e2e89 (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - サクラパンさん» そうなんです!書いてるの私だけど……なんのために出てこさせたんだろ?と、不思議になりながらも書いちゃってたんです(汗)あ、コメントありがとうございます。更新がんばります!これからもよろしくお願いします! (2017年10月17日 23時) (レス) id: 8bebfb801a (このIDを非表示/違反報告)
サクラパン(プロフ) - 確かに兄は何のために出てきた…?あ、更新頑張ってください!¥ (2017年10月17日 21時) (レス) id: a8498e2e89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:遥 | 作成日時:2017年10月15日 22時