16話 ページ16
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【ねぇねぇ知ってる?この学園の文化祭最終日のキャンプファイヤーのジンクス。】
【え、何それ何それ!】
【えっとね!お姉ちゃんに教えてもらったんだけど〜!この学園のキャンプファイヤーの時に、好きな人と【あ!踊ればいいんでしょ!】違う違う!キャンプファイヤーの時に相手を呼び出して、キャンプファイヤーが終わるまで一緒に居れたら両思いになれて、永遠に愛し合えるんだって!1度でも邪魔が入ったりしたり、周りにある何かが落ちたり壊れたりしたら……その相手と結ばれることは無いんだって!】
【なにそれ!無理ゲーじゃない!?】
【でもさ、永遠だよ?すごくない!?】
なんて聞こえてくる……そう。今日が最終日……キャンプファイヤーがある日なのだ……
カナヲ「Aはどっちに誘われたの?炭治郎?善逸?」
「……両方だよ……」
カナヲ「へ!?どっちに行くの?」
「…………私は……」
分からない。なんて顔を伏せる……そんな私の肩を撫でるアオイ。
アオイ「でもまぁ……前世からですから、ね。」
カナヲ「うん。」
アオイとカナヲが顔を見合わせる中私は二人に抱きつく。
「選べないよ。選べない。どうすればいいの?」
カナヲ「……んー……」
アオイ「……あー……」
気まずそうにする二人に私は苦笑する。
「でもまぁ、まだ時間あるし……とりあえず、待ち合わせの場所まで考えてみるよ。」
カナヲ「うん。そうだね。」
アオイ「それがいいと思います。」
「うん。」
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作者名:遥 | 作成日時:2020年12月5日 14時