トリップ、転トリ、ときたら。今度はなに！？って件。 (ページ5)

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ただいまでーす！と言ってからリビングに入ると、シチューのいい香りが漂っていた。

貴「沖矢さん……換気扇回してます？」

沖「………はい。」

回してた！って感じで遅れて返事してるけど……明らかにガチャって音が聞こえてゴォーって音がいましたけど？

と、思いながらも買ってきたやつを冷蔵庫にしまう。

沖「ありがとうございます。重かったでしょ？」

と、味見をしながら聞いてくる沖矢さんにまったく！と微笑むとお礼を言われた。ってかさ……沖矢さんって……エプロンしてるとクラっと来そうになるよね〜。

なんて見つめていると、バッチリと目が合ってドキッとする。

沖「どうかしましたか？」

貴「いえ、なんにもありません。はい。」

沖「なんでもないことは無いでしょ？じっと見つめていたのですから……言ってごらんなさい？」

貴「……いや〜ここ一週間シチュー続いてるなーって。カレーもそろそろ食べたいなーって。ってか、煮物もいいねーって！見つめてただけですから！！じゃあ！」

私の考えていたことを誤魔化してキッチンから出てソファーに座る。途中で何も無いところでこけそうになった私を沖矢さんが見ていてクスッと笑っていたことなんて知らない。