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貴「お母様。お父様。お願いします……私の過去について教えてください……」
そう言って日本に一時帰宅していた両親の元を訪れている。
両親は互いに顔を見合わせ、真剣な顔で私に後悔しないかを聞いてくる……
母「……あれはあなたが小学校2年制の頃の話よ……」
その日私達は3人で旅行に行ったの……そしたら、貴女が……足を滑らせてね……泣きながらお父さんと背丈がそっくりな男性に泣きついてパパーと泣いていたわ……
それから……
あれは中学二年の時……それも旅行に行った時ね……その旅館に家族風呂があって家族3人で入りましょうか!と冗談で言った私の言葉に、なんの抵抗もなく一緒に入った貴女にお父さんが照れてたわよね!
貴「ごめんなさい。後悔しかない……」
なんて、暑くなった顔を両手で塞ぎながらもお母さんに言う……が、聞きたいのはそれじゃない。
父「なら、遥が前に住んでた近くの川で拾った子だって話の事か?」
あれは台風の後、母さんと一緒に行った川でドンブラコドンブラコと樽に乗って遥が流れてきたんだよ……それを俺がカムボーイみたいに縄を投げて……
貴「うん。ことあることに聞いた話やね……それより!!私は冗談で聞いてないんよ……なぁ、まじで聞いてるんやって……」
なんて、真剣な私の顔に両親は互いに黙った……
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作者名:遥 | 作成日時:2019年9月25日 18時