化け猫少女。3

人 ページ28

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今日は朝からあいにくの雨。
何をする訳でもなく、お友達の金魚のキンザエモンと並んで外を眺める。





貴「ねぇ、キンザエモン。キンザエモンは人間になれないの？」





なんて、問いかけるがぷくぷくと泡が水面に浮かび上がってくるだけ……






貴「キンザエモンの学校は。金魚鉢の中〜そっとのぞいてみてごらんー。そーっとのぞいてみてごらんー。」





なんて、めだかの学校のキンザエモンバージョンを歌っていれば光が苦笑しながらも私の背後にたつ。それを気配で察して、そっと光の足に背中を倒す。






光「どうした？」




貴「んー。ひまぁー。雨だから秀一も来ないし。哀ちゃんもコナンくんも来ない。ひまぁー！ゴロザエモンも話さないし……って違う。キンザエモンだった。ごめんよ。エドザエモン。」




光「……お前が金魚につけた名前ぐらいちゃんと覚えててやれよ……」






なんて、サーサーとふる雨を眺めていた。





貴「あれだよ。雨が降ってる時は蛇の目でお迎え嬉しいな！だよ？」



光「はっ！？蛇の目！？」




貴「それから、それから。日輪って言うキャラクタのてるてる坊主は回復なんだよ！！凄いよねー！」



光「こら、ゲームの話を取り入れるなって……」




貴「キンゴロウ！キンゴロウが人間になれたら一緒にかくれんぼしたり、ゲームしようね！あれだよ？いかさんだよ！！」





なんて、いちいちツッコミを入れる光を無視して楽しく雨の日をすごした。

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