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私の一日を紹介しようではないか。
午前四時半、起床のち禊。さすがにこの本丸は穢れ過ぎていて吐き気がする。半妖でもこれはつらい。刀剣たちはさらにつらいんだろうけど。
午前五時、仕度をして厨に立ち朝餉をこしらえる。もちろん審神者の分のみだ。
午前七時、刀剣を起こして回る。審神者を起こした暁には私は殴られますよ。いたいわー。
午前八時半、審神者を起こして服を着替えさせる。介護かよ。
午前九時、審神者の代わりに出陣に赴く。審神者曰く「早いうちに戦に慣れておいたほうがいい」らしい。平安生まれなめんなよ。戦国時代も生きてきたわ。
午前十一時、出陣から帰ってきてから審神者の書類を代わりに書く。今日もきれいな字ですね、私。さっすが。
午前十一時半、昼のごはんを作る。もちろん私にはない。嫌がらせで少しだけ胡椒多めに入れておいた。
午後十二時半、洗濯物を干す。一人でこの量はきついのだけれども、まあ仕方ないよ。
午後一時、遠征から帰ってきた刀剣たちの報告を聞く。審神者の言葉として、私が独自に考えた言葉を言う。これぐらいはしたらいいのに。
午後三時、おやつを作る。審神者に嫌がらせでお砂糖多め。
午後四時、風呂を沸かす。私もあったかいお風呂に入りたいわー。
午後六時、夕餉を作る。はいはい、好き嫌いが多くてやんなっちゃうわ。
午後八時、審神者の布団を引く。ちょっとでもずれていたらまた殴られますけどはいはい。
午後十時、明日の朝餉の仕込みをする。
日付をまたいで午前一時、洗濯。干すのはお昼。
そして、午前二時半。
「いっただきます…っ」
それをつかんで口に含む。ああ、とてつもなくおいしい。
小さい時から、これしか食べられなかった。
「ごちそうさま…っっ」
ああ、おいしい。
ひとだまは。
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作者名:千鶴@いちごおれ | 作成日時:2015年7月11日 15時