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女「いやよ！付き合ってくれるまで帰らない！」
赤「はぁ・・めんどくさ。あ、そうや」
何かを閃いたらしいすばるくんは、とんとんって自分の膝を叩いて、亮、ここへ座ってって合図を送ってくる。うええええ！？すばるくんのおひざに座るん？そんなんあかんよぉ、めっちゃ恥ずかしいやんかぁ。
赤「りょー？りょーちゃん、はやく」
黄「は、はい・・・」
赤「あんな、よく聞けよ。おれ、亮と付き合ってんねん。やから、女とは付き合えへん」
女「はぁ？？？」
黄「えええええっ！？」
思わず女の人より大声を出してしまう俺。
赤「しっ！ああ、ごめんな。バラしてもぉた。亮、恥ずかしいやんな？」
なんて・・・すばるくんは澄ました顔して言うけど。全然意味が分からない。頭の中が真っ白になって、心臓が痛いくらいばくばく。
黄「すばるくん、なにゆーて・・・んっ、ふぅ！！？」
次の瞬間、昨日ドラマで見たすばるくんの綺麗なお顔がドアップでスッと近づいて来て、ぼくの唇をぱくって食べた。いや、ほんまに食べたんやもん。
最初はぷにって優しくすばるくんの唇が重なるだけだったけど、びっくりして口をだらしなくぽかーんって開けてたらその隙間にすばるくんの熱い舌が普通に入ってきた。口内を自分勝手に荒らすみたいな勝手で、一方通行の手慣れたキス。
黄「ん・・・ふぅっ・・・ん、ンン、はぁっ」
赤「・・・な？これで分かったやろ？」
女「さいってい！！きっしょっ！！」
女のひとは勢いよく席を立って僕とすばるくんにコップに入った水をガッシャーンってかけて去っていった。
赤「なんやねんアイツ！冷たいわぁ。亮、大丈夫か？」
黄「・・・・・・・・じゃない」
赤「ん？」
黄「大丈夫やない！！！！」
赤「ちょっ、亮ちゃん静かに。ただでさえおれら目立ってんねんから・・・」
黄「−−−っぐすっ、す、すばるくんのあほぉ・・・ぼ、ぼくっ、」
赤「ちょぉ、亮、なに泣いとん？」
いっつもツンツン尖ってるすばるくんの思いがけない優しい声。その声にまた胸が苦しくなる。頭の中が妙にクリアになって、その透明な部分がすばるくんでいっぱいになる。
黄「ぼく・・・・これが、ファーストキスやのにぃ・・・」
赤「ま、まじか・・・！！」
焦ったすばるくんは何故か席を立ち、俺の左手を優しく握り締めた。
赤「分かった！おれも男や。だいじなヤツの責任は取る！！」
亮、結婚してください。
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s1117(プロフ) - あかさたなさん» わあ、いつもだなんてありがとうございます。わたしも緑黄大好物です！春っぽいお話描きたいですね〜☆ (2019年3月15日 0時) (
レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - いつもこのお話読まさせてもらってます。私的には、亮ちゃん受けのトーンが好きです！！！ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 470fb48072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s1117 | 作成日時：2019年3月14日 23時
