4.追記あり ページ4
青「信ちゃん?どぉしたん?ハブラシ忘れてもぉた?」
紫「な、なんでも‥‥‥‥ない」
青「ん?ハブラシはあるねぇ。信ちゃんが元気なくなると先生も心配で心配で元気なくなってまう〜っ、なんてね!よかったら、お話してくれへん?」
紫「うっ‥‥‥‥うぅ〜っ」
そう言って両手で目を覆っていきなり信ちゃんは泣き出した。
紫「‥‥‥‥こ。ヤスにあげるチョコ、とけて、どろどろなってもぉたぁっっっ!」
そう言ってカバンの中を指差す信ちゃん。そっか。自分のことより大事なお友達や下のクラスの子を優先させてくれる優しい優しい信ちゃんは、ボクになかなかチョコが渡せず小春日和の今日、ぽかぽかの太陽さんのせいで溶け出し、包装紙からホワイトチョコが滲み出てしまったようだ。
赤「ひなぁー」
黒「ヒナっ!」
幼馴染みが直ぐさま駆け付けて、信ちゃんの背中を擦る。
紫「おっ、おれーッ、ひくっ、いっしょうけんめぇつくったのに‥‥‥‥ッ、やす、ごめなしゃいっ」
青「食べるよ!安田先生、これ食べるな!頂戴!今すぐ職員室の冷蔵庫入れてくる!丸山先生、ちょっと歯磨き指導お願いします。」
橙「はーい!さあさ、みんなまるちゃんと歯磨き体操しますよ〜!せーのっ」
赤「ぱぁんはせえへんよ」
丸山先生がうまく?クラスをまとめるのを見届けた後、ホントは走っちゃだめだけど全速力で廊下に駆けだそうとした。
そしたら。
紫「うぐっ、ひっく、ううっ、す、ばるのもいれた?ちょことけたらあいつもなくからっ」
なんて、信ちゃんにエプロンの裾を引っ張られたから思わず反転して痛いくらいにぎゅうぎゅう信ちゃんを抱き締める。
青「大丈夫やで、ちゃんと入れたよ。いつも皆のこと考えてくれてありがとう。そんな信ちゃんが大好きやで。早く受け取ってやれんでごめんなぁ。来年は信ちゃんの1番に貰うな!」
ボクはしぶやんもよこちょも一番大事だけれど信ちゃんだって宇宙いち大事。
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s1117(プロフ) - あかさたなさん» わあ、いつもだなんてありがとうございます。わたしも緑黄大好物です!春っぽいお話描きたいですね〜☆ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - いつもこのお話読まさせてもらってます。私的には、亮ちゃん受けのトーンが好きです!!! (2019年3月15日 0時) (レス) id: 470fb48072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:s1117 | 作成日時:2019年3月14日 23時