ホワイトデー話2. 紫×青 園児×幼稚園教諭 ページ1
作者挨拶
お話がいっぱいになりましたので移行させて頂きました。こんな妄想小説にお付き合い頂き大変感謝しております。
本当にありがとうございます。
1.ホワイトデー話1 園児な紫さん×幼稚園教諭な青さん
３月１４日が来ると毎年思い出す。
ちょっとボクの昔話をみんな聞いてくれる？
今から１０年前ー・・・
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SIDE青
やぁすぅー！っだ、せんせい！
舌ったらずな、なんとも可愛らしい元気な声が後方から聞こえて後ろを振り返る。
紫色のスモックを着たクリクリお目々の男の子が、ボクをじーっと見ていた。
青「はーい、なんですか？信ちゃん、ちゃんと安田せんせいって言えておりこうさんやねぇ」
そう、ボク、安/田/章大(２３)はエイト幼稚園の年長組「むらさき」クラス担任である。
紫「へっへっへ、おれ、ねんちょーさんやもん！もぉーすぐいちねんせいになるんやもん！｣
青「そぉかぁー。もぉすぐ卒園かぁ‥‥‥‥寂しいなぁ｣
エイト幼稚園は、小さな幼稚園なので3年間担任が持ち上がりになっており、信ちゃんとも3年間のお付き合い。入園したばかりの頃、信ちゃんは｢泣き虫ヒナちゃん｣なんて職員の間で話題になるくらい引っ込み思案だったけど、今じゃクラスの｢おかん｣的な存在になるくらい強く逞しく成長してくれた。
そんな信ちゃんももうすぐ卒園する。
青｢じ、じん゛ぢゃん゛っ！ずびっ｣
紫｢なんや！ヤス、なに突然泣いてんねん！｣
青｢ううっ‥‥‥‥安田先生です‥‥｣
しっかり訂正してなんとか涙を止めようと頑張る。信ちゃんはタオル地の小さなハンカチでごしごしって涙を拭いてくれた。
青｢ごめんな、先生。信ちゃんが卒園するって思ったらちょっぴり寂しいのと、こうやって涙を拭いてくれるような優しくて立派な男の子に育ってくれたのが嬉しくて、誇らしくて、泣けてくんねんっ｣
紫｢なんやねんな、もう！おっさんがなくなや！｣
青｢ううっ‥‥お兄さんです‥‥‥‥｣
バシッと信ちゃん照れ隠しのツッコミという名の活(カツ)を貰い、ようやく涙が引っ込んだ。
そう言えば、信ちゃんはボクに何の用事だったんだろう。
改めて聞いてみたらー
紫｢あんな、すばるがな、ヤスに渡したいものがあるんやって。な？すばる？｣
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s1117(プロフ) - あかさたなさん» わあ、いつもだなんてありがとうございます。わたしも緑黄大好物です！春っぽいお話描きたいですね〜☆ (2019年3月15日 0時) (
レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
あかさたな - いつもこのお話読まさせてもらってます。私的には、亮ちゃん受けのトーンが好きです！！！ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 470fb48072 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s1117 | 作成日時：2019年3月14日 23時
