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俺は台本に集中するフリをしながら、ドライヤーで髪の毛を乾かしている亮ちゃんをチラチラ無意識に盗み見ていた。はらはら髪の毛が揺れて、うなじが見える。そこだけはあんまり日焼けしていなくてちょっと白いんやなぁ、なんてそんなことに今更気付いた。
そんないままで気付かなった亮ちゃんにひとつづつ気付くたびに俺はおかしくなっていく。
緑「あああーもー寝るっ！」
黄「うお！いきなりでかい声出すなや！」
緑「ごめんごめん。亮ちゃんもぉ寝ようやぁ」
ん、と返事して当たり前みたいに亮ちゃんは俺のベッドでゴロンって横になる。
付き合った初日に一緒にお風呂はあかんけど、一緒に寝るのはセーフなんや。
へんなの。
黄「・・・大倉の匂いがする」
緑「なんなん・・・もぉやばいって亮ちゃん」
まるで自分ちみたいな勝手気ままさで毛布にくるまりながら、そこから顔の半分だけひょこって出して、そんなことを呟かれたら・・・。さらに亮ちゃんの長い前髪が表情を隠していたけど耳は普段よりも赤くなっていて、照れながらそんな台詞を言ってくれたことに心がまたきゅんってした。
緑「そんな・・俺のことむっちゃ好きみたいなこと言わんでや」
黄「・・・？なんで？俺、むっちゃ好きやもん、お前のこと」
相変らず顔すらこっちに向けてくれないけど、聞こえた声は確かで、ますます心臓が鷲掴みされやがてそれは痛みに変わる。
-------------だって、コレは演技だから。亮ちゃんの台詞には全部カギカッコが付いてるんだから。
緑「俺、ソファで寝るわ・・・」
黄「いやや！」
なんだか無性にこのおかしな偽りの関係が虚しくなってそう呟けばガッと乱暴に腕を取られた。
黄「き、今日だけでええ・・・今日だけでええからココで一緒に寝て」
その乱暴な仕草とは裏腹に指先はぷるぷる震えていて大きな瞳はうるうるで。
思わずゴクリと生唾を飲んだ。
緑「ええけどさぁ、寝るってもう俺らとっくに子供やないねんから、横に並んで寝るだけで済むって思ってへんよなぁ・・・？なぁ、亮ちゃん・・・？」
なんてね。
ヘタレな俺は言えるはずもなく・・・・無言で亮ちゃんの隣へ少し間を開けて寝そべった。正直、女の子を連れ込んだ時のことを考えてデカいサイズのベッドを選んだものだから、２人で余裕で寝れてしまう。故意にくっつけない限り身体の一部分は重ならない。
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碧結(プロフ) - s1117さん» そうだったんですね！かわいい赤さん、私も好きです！！青推しなんですけど、CC2のかわいい赤さん見てやられましたもん！作品は読まさせてもらってます！これからも読むつもりです！ (2019年3月15日 17時) (
レス) id: e413d80d5c (このIDを非表示/違反報告)
琉羽。(プロフ) - s1117さん» 私の作品を読んでいただけてたなんて、嬉しいです！しかもハマって貰えてたなんて！！赤さん大好きなので赤受けばかりですがこれからも読んでいただけると幸いです。新しいお話、楽しみにしています！ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 345e604141 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 碧結さん» コメントありがとうございます。私は赤さんの今のキングオブ男なビジｭも大好きですが妖精時代の儚さと強さが混じった感じが好きで‥‥‥強がらせてかっこかわいくするのが好きな病気なのでそこをほめられて？嬉しいです。これからもお付き合い頂けたら幸いです。 (2019年3月15日 0時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 蒼乃碧さん» えへへやっぱ青さんでしたかぁ！もういっこ青さん描いちゃいました♪また萌える相手役なども教えてくださいね♪やっぱやすばかなー笑 (2019年3月14日 23時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 琉羽。さん» コメントありがとうございます。あ、あのっ！私、キャン○ャニちゃんは読まず嫌いだったのですが貴方様の読んで以来めっちゃ沼りました。なのでコメント頂けて魂がかけのぼりそうです（おもいだまー笑）本当に嬉しかったです。私の方こそマイペースでの更新応援してます (2019年3月14日 23時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s1117 | 作成日時：2019年2月2日 23時
