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黄｢すばるく‥‥‥‥？｣
目と鼻の先にすばるくんの顔があった。
整った綺麗な顔をしているのは今更だけど、その顔がとても幼く見えた。
欲しいお菓子を買って貰えなくて泣きそうになっている駄々っ子みたいな表情を浮かべているすばるくん。
あるいは、高い棚に置いてあるお菓子に手が届かない、届きそうなのに絶対に手に入れられないみたいなそんなー‥‥‥‥
赤｢亮｣
黄｢はい｣
返事をした途端、唇にふにって感触。一瞬だったけど、それはまた酷く熱くて思わず吐息を漏らしてしまう。
黄｢んっ、ふっ‥‥‥‥？あつ、｣
赤｢あ、すまん。まると間違えた。ふはっ、亮、めっちゃアホ面｣
すばるくんの目尻の皺も、唇をぐーで隠すその癖もいつもとうりなのに、おれの唇に残る余熱はもう全然消えなくて、振り払うようにすばるくんから離れて今度こそ保険証を取りにリビングに向かう。
なあ、すばるくん。
間違えたって、ほんま？
亮って名前、はっきり呼んだやん。
緑｢ただいまぁ、亮ちゃん。今日も残業つかれたわ〜。はぁ、はよギュ〜ッてして癒して｣
黄｢アホ、それどころやないねん！すばるくんが‥‥｣
余計なことを考える間もなく大倉が帰って来てよかった。
SIDE 緑
深夜残業を終えて帰宅した途端すばるくんの熱が高くなったから今から病院へ行くと亮ちゃんから報告があって、寝室へドタバタと急いだ。
緑｢すばるくんっ！｣
ドアを開けると、もう、空気が熱い。駆け寄って布団に近づけば、苦しそうなすばるくんがいて、幾度となく見てきたその姿は何時だって、彼を失うことの恐怖に繋がる。
緑｢よしよし、しんどかったなぁ？すぐ病院行ってしんどいの治してもらお｣
赤｢‥‥‥‥ガキ扱いすんなや｣
そう口では強がっていても抵抗する体力も気力もなさそうで、身体はされるがままだまってお姫様だっこされた。
緑｢亮ちゃんは寝るように言うといたから。もう自分の部屋におるよ｣
赤｢ん｣
素っ気ない返事。
でも、俺はすばるくんのー大事な大事な弟の秘密をちゃんと知っている。
すばるくんはなるべく亮ちゃんに弱っている情けない姿を見せたくないのだ。
亮ちゃんのことが、好きだから。
小さい頃から辛い思いばかりしてきたすばるくんに俺の心臓をあげたって良いと思っていた。今だって相変わらず、風邪は引きやすいし引いたら引いたですぐ入院コースになったりもする。
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碧結(プロフ) - s1117さん» そうだったんですね！かわいい赤さん、私も好きです！！青推しなんですけど、CC2のかわいい赤さん見てやられましたもん！作品は読まさせてもらってます！これからも読むつもりです！ (2019年3月15日 17時) (
レス) id: e413d80d5c (このIDを非表示/違反報告)
琉羽。(プロフ) - s1117さん» 私の作品を読んでいただけてたなんて、嬉しいです！しかもハマって貰えてたなんて！！赤さん大好きなので赤受けばかりですがこれからも読んでいただけると幸いです。新しいお話、楽しみにしています！ (2019年3月15日 0時) (レス) id: 345e604141 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 碧結さん» コメントありがとうございます。私は赤さんの今のキングオブ男なビジｭも大好きですが妖精時代の儚さと強さが混じった感じが好きで‥‥‥強がらせてかっこかわいくするのが好きな病気なのでそこをほめられて？嬉しいです。これからもお付き合い頂けたら幸いです。 (2019年3月15日 0時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 蒼乃碧さん» えへへやっぱ青さんでしたかぁ！もういっこ青さん描いちゃいました♪また萌える相手役なども教えてくださいね♪やっぱやすばかなー笑 (2019年3月14日 23時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
s1117(プロフ) - 琉羽。さん» コメントありがとうございます。あ、あのっ！私、キャン○ャニちゃんは読まず嫌いだったのですが貴方様の読んで以来めっちゃ沼りました。なのでコメント頂けて魂がかけのぼりそうです（おもいだまー笑）本当に嬉しかったです。私の方こそマイペースでの更新応援してます (2019年3月14日 23時) (レス) id: 7cf8187a84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s1117 | 作成日時：2019年2月2日 23時
