水溜りでボンドな日常3 (ページ3)

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手放せないページ3

カンタside

俺達のマネージャーは

『あ、明日早起きしなきゃだから起こすね！』

『ごめん！キイチくん、トミーuuumで会議してるから迎えに行ってほしい！』

『カンタ、頼まれてたタイからの輸入品、届きそうだよ！』

とにかく優しくて明るくて、とても頼りになります。

ここ1年はマネージャーとしての下積み時代とかで、ろくに会えなかったAだけど、

最近やっと鎌田社長のお許しが出て、水溜りボンドの専属マネージャーになってくました。

『カンタ、大丈夫？疲れた？』

ほら、そういう所。

編集が行き詰まっていると、すぐ気づいて声をかけてくれる。

カ「ん、ここどうしよって。やっぱ伝わりにくいなー」

『どこ？あ、ここめっちゃ笑いそうになったとこだ笑雰囲気伝えるんだったら…、』

カ「うわ、それ思いつくのずるいわぁ笑」

『でしょ笑』

大学のお笑い時代からずっと一緒だから、トミーと同じくらい仲も良い。

こんな完璧なマネージャー他にいないでしょ。

しかし、
最近とても困っていることがある。

て「Aちゃ～～ん！！会いたかったぁ～～！」

『わわっ、てつやさん！虫さんも、お久しぶりです！！』

虫「Aちゃん…頼むから戻ってきて欲しい。
このままじゃマジでてつやが使い物にならんってばよ…」

ちょっとuuumの廊下ですれ違っただけで、てつやはAに抱きついてるし、虫さんは頼み込んでるし…

また違う時には、

は「Aちゃん！ちょっとーあんなNHKの所なんて辞めて、しゃちょーの所においで？」

『また今度遊びに行かせていただきますね！』

は「くそっ金か？倍は出すぞ。どうだ？どうだ？」

ト「はじめさーん！ダメです笑目がガチです笑」

日本のトップクリエイターにまでこんな事を言わせる始末…

いつの間にこんな大きくなったんだ、

『カンタ？どしたの、最近元気ないね。』

だから、そういう所だって。

カ「…ねぇ、Aは俺らより他の人の所に行きたいとか思わないの。」

自分でも冷たい言い方しちゃってるのは分かってる。
こんなの嫉妬心まるみえだ。

『うーん…私はまたカンタとトミーのマネージャーになりたくて頑張ってたから、そんな事思ったことはないなぁ』

カ「そっ、か。」

あっけらかんと言うA。
すーっと俺の心にあったもやもやを溶かしてくれる。

カ「じゃ、これからもマネージャーとして永遠に俺達のそばにいてね。」

この子は絶対手放せないな。