#04 side紫耀 ページ5
side 紫耀
状況を理解しようと
脳みそを全力で動かしていると
岸くんが遅れてやってきた。
俺の後ろから顔を出している岸くんも心配の声をあげると、
A「しょお〜きしくん〜・・・」
と、弱々しい甘い声を出して近づいて来ようとするAちゃん。
寝起きで
何かがあった無防備なAちゃんがとにかく可愛くて
あらぬ事を頭がよぎったけど
どうにか押さえつけ
優しく腕に収めようとした瞬間、
Aちゃんを包んでいた布団がはがれ
中に隠れていたAちゃんの体があらわになった。
でもそれは
俺たちが思っていたものパジャマ姿ではなく
白くすべすべとして
余計な脂肪が全くついておらず、
下着のみを身にまとったAちゃんの体だった。
まさかの光景に
理解が追い付かない。
とりあえず他の男には見られたくない。
そんな独占欲がまず浮かんできて
後ろにいる岸くんの目を塞ぐ。
どうしよう。
え、なんかもうどうしよう。
突然好きな人の無防備な姿が目の前に現れた。
通常なら踊りだしたくなるレベルのご褒美なんだけど
あまりに突然の出来事すぎて思考回路がショート寸前どころか
完全にショートした。
気持ちを落ち着かせる作業に入る前に
自分の状況に気が付いたAちゃんが
顔を真っ赤にし、涙目でその辺にある物を
手当たり次第投げてきた。
逃げるように部屋から出ていき
ベッドに腰かけていた玄樹は蹴り飛ばされていた。
バタンッ！
と扉が力強く閉まった音で我に返る。
「玄樹、お前なにしたんだよ・・・」
玄樹「ロマンチックに起こしただけだもん」
岸「ロマンチックなだけならあの悲鳴はなんなんだよ！ていうか何があったんだよ！オレなんも見えなかったんだぞ！」
玄樹「岸くん朝から声でかーい」
不満そうにしながらも口角の上がった表情で
理不尽に岸くんをどつきながら楽しそうに階段を下りていく。
何時まで経っても困ったトラブルメーカーだなぁと
大きく息を吐いた。
でも
おかげでいいもん見せてもらったし
あとでおいしい物でもおごってやるか。
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ぷに。(プロフ) - Aさん» 体調はもう全然大丈夫です…！ご心配頂きありがとうございます…！優しいお言葉を糧にこれからも更新していきますので今後ともよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (
レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - かりんさん» お返事遅くなってしまってごめんなさい…！キュンキュンしてくださってありがとうございます！！これからもよろしくお願いします！ (2019年8月29日 11時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
A - 更新お疲れ様です。体調大丈夫ですか？仕事などあると思うので、ゆっくりでいいので更新頑張ってください！ (2019年8月28日 22時) (レス) id: c593ad42f9 (このIDを非表示/違反報告)
かりん - キンプリの一つ一つの行動に、とてもキュンキュンします。これからも更新頑張ってください！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 02af7a1c28 (このIDを非表示/違反報告)
ぷに。(プロフ) - #なこさん» なこさん！！こっちにもコメント頂いて本当にありがとうございます…！！とてもうれしいです……！！！そのお言葉を糧にがんばります！、！ (2019年8月1日 0時) (レス) id: 8ef7d4a064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷに。 | 作成日時：2019年7月16日 21時
