帰ってくる ページ1
「A〜〜〜！」
お母さんが私を呼ぶ声がする。
『何？今仕事中なの〜〜！』
母「いいから！！」
『んもぉ〜〜』
私は若干めんどくさいけど立ち上がった。
今、小説のいいところ書いてたのに〜！
私の仕事は小説家。あ、けっこー売れてるよ。
『もう、何？』
実家住まいのため、うるさいママがいます。
母「あのね、今日さとみくんが帰ってくるんだって！」
『はい…？さとみ……さん？』
ん…？誰だ…？
母「ちょっと覚えてないの？」
『うん。さとみさん…って誰？』
母「本当に覚えてないの？隣に住んでたさとみお兄ちゃん！！よく学校一緒に行ったりしたでしょ。」
『え……、あ。あああああああああ！！！』
お、思い出した！！
保育園行きたくないだの、学校行きたくないだの泣きわめく私をいつも引っ張って連れていってくれた、近所のお兄さんだ！
『え、さとみお兄ちゃん？うわ、なつかし〜』
母「そのさとみお兄ちゃんが帰ってくるんだって」
『へぇ』
母「……会って来ないの？」
『いや仕事あるし……』
母「いい男になってるかもよ？」
『私、さとみお兄ちゃんと会ってくるね！！』
現在フリーの私は、お母さんの言葉におおいに食らいつく。
単純すぎる私は仕事をおいて、お隣さんへレッツゴー！！！
＿＿＿ピンポーン
「はい〜」
『お久しぶりです、Aです！さとみお兄ちゃんに会いたくって』
「あぁ、Aちゃん！！久しぶりねぇ。どうぞ上がって！！」
久しぶりに会うさとみお兄ちゃんのママに了承をもらい、さとみお兄ちゃん宅へ。
うわ、何年ぶりだろなつかし…。
「さとみ〜〜〜！Aちゃんよ〜〜！」
『お邪魔しま〜す』
そしてお兄ちゃんのいると思われる部屋に入る。
すると＿＿＿＿
さ「え？A？」
イケメンがいた。
ちょっとドキドキするけどそれよりも……
『わぁ久しぶり、さとみお兄ちゃん〜！Aだよ、覚えてる？』
さ「嗚呼、覚えてるよ！おっきくなったなぁ」
『も、もう子供じゃないんだから頭なでないでよ！』
さ「いいじゃ〜ん」
懐かしさの方が勝っちゃう。
＿＿＿＿ふふっ、変わらないな。
ていうか、私のこと忘れないでいてくれたんだ。
さ「A、今何してんの？」
『え？い、息してるけど…』
さ「違う、違うw仕事だよ仕事」
『私は小説家やってるんだ〜！お兄ちゃんは？』
さ「俺はすとぷりってグループに入ってるよ」
『は？』
すと……ぷり？
なんじゃそりゃ…？
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シャーペンの芯(プロフ) - みょーんとしてる方さん» 素敵なコメントありがとうございます！！私の物語が少しでもお役に立ててよかったです！これほど嬉しいことはありません。告白、頑張ってください！！夢主と共に私も応援しています！ (2021年9月21日 18時) (
レス) id: 37f133a8ec (このIDを非表示/違反報告)
みょーんとしてる方 - 私今恋してるんです。その人は同じクラスで私とは天と地の差で、ちょっとためらってたけど（告白するか）この小説を読んで頑張ろう！と思いました！本当にありがとうございます。夢主ちゃんみたいに告白してみます！ (2021年9月19日 22時) (レス) id: 04fcd4138c (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 夢花さん» ありがとうございます！！楽しんでいただけて嬉しいです！ (2021年3月10日 19時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 - あっあっあ甘いいいいいい!こういうの大好きです!ありがとうございますぅぅぅぅぅぅ!(スンッ)これから応援させていただきます。 (2021年3月10日 18時) (レス) id: cf87ac2a06 (このIDを非表示/違反報告)
シャーペンの芯(プロフ) - 狐さん» コメントありがとうございます！！！楽しんでいただけたようで、幸いでございます……！ (2020年8月16日 12時) (レス) id: 4eed4f74a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シャーペンの芯 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syapennosin/
作成日時：2020年4月7日 17時
