幼馴染み8 ページ10
嬉しそうにニヤニヤしている
きっと、昔を思い出してるんだろう
「…」
ふと、目をあけ、テレビの画面を見つめるAさん
「私さ、京治君といられて嬉しいよ」
赤「…？」
「すごく落ち着くの…やっぱり幼馴染みだからかな？」
こっちを向いて笑う
「京治君、明日も学校だし早めに寝なよ〜？私も大学あるから。お休み〜」
部屋を出ていった
赤(…俺だって、いられて嬉しいんだけど…)
ちょっとだけ、素直になれなかった
朝にて
「おっはよ〜！京治君！いい朝ですよ！」
赤「…うるさいなぁ…」
「うるさいとはなんなのよ〜…でも朝練はいいの？」
赤「…いいのって…まだ5時じゃないですか…」
「ごめん、何時から始まるんだっけ…？」
赤「7時半ぐらいからですけど…」
「早いなぁ！あ、じゃあまた起こしにくるね。何時ぐらいがいい？」
赤「6時ぐらいに…」
「了解！それじゃ、お休み」
ポンポンと頭を撫でて部屋を出ていく
子供扱いしたな…
そう言えば、髪下ろしてたような…？
「京治君！起きて〜！40分だよ〜？」
赤「…分かったって…うっとおしい」
「寝起き悪ぅ！！」
着替えようと服を脱ぐ
「わぁぁ〜！？」
ばっと目を隠すAさん
赤「…何？」
「き、着替えるなら言ってよ…出てくから…」
あれ、もしかして…
赤「何？恥ずかしいの？」
「べ、べべべ、別にっ？」
顔が紅い
赤「なら、手、はずしたら？」
「む、無理無理無理！見れないぃ…」
何でそれだけで恥ずかしがるんだろ
昨日あんなことやったくせに意外にウブなんだろうな…
赤「…」
「で、でていきますねっ！」
急ぎ足で出ていった
赤「Aさん」
「ひゃいっ！」
赤「…」
笑いをこらえるのがやっとだった
「あ、えと…お弁当作ったから…よかったら持っていって…ね…」
目線をそらす
意外に面白いなコレ…
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作者名：ふぁいなる☆マジック | 作成日時：2016年9月16日 23時
