幼馴染み6 ページ8
「け、けけけ、京治君！？」
焦りまくるAさん
赤「誘ってきたのは、そっちでしょう？」
「京治君！？あのね、登っていい階段と登っちゃダメな階段あることわかってる？ねぇ？わかってるよね？！」
赤「さぁ？」
「うん、わかってる！この子分かってる！でね、今京治君は登っちゃダメな方をいこうとしてる！おねぇちゃんまだ早いと思うな〜？ねぇ〜？だからね？離してくれないかなぁ？」
赤「じゃあ、嫌だって言ったら？」
「え、マジ？マジで？強行手段しかないかなぁ？！」
腕に力をこめ、あげようとする
こっちも力をこめ押さえつける
「へんな抵抗やめよう！？」
赤「そっちが抵抗したんでしょ」
「…お、怒るよ！？おねぇちゃん怒るよ！？」
赤「怒っても怖くないんで別に」
「年上をなめやがってぇぇぇ…」
抵抗しなくなる
赤「あきらめましたか」
「力には敵わないからね…」
ただ、イジッてからかってるだけなんだけど…
顔を近づける
「！？」
赤「諦めたんでしょう？」
「…ッ…！」
ギュッと目をつむるAさん
あれ…
今さらだけど、こんなに白かったっけ？肌…
あれ、なんで目をつむってるんだ？
俺がすると思ったから？
もう一度顔を見る
目を瞑ってるままだ
ッ…！
そっと、耳に近づけ
赤「…A姉」
昔のように呼ぶ
びっくりしたのか、目を開ける
その瞬間にデコピン
「イッタァ…！」
でこを押さえる
赤「いつまで目をつむってるんですか」
俺は立ち上がる
「え、いや…その…されるとおもったから？」
赤「するわけないだろ。幼馴染みに。というか、アンタ、年下興味ないんだろ」
あ、敬語…
「？あれ、京治に言ったことあったっけ…？」
…！ヤバイ…盗み聞きしたことバレる
昔、Aさんが告白されてるところを目撃した
その時Aさんは
『ごめん、年下は無理なんだ』
と断ってるところを聞いた
どうしたら
赤「昔、いってたじゃないですか」
「そーだっけ？まぁ、いいか…あ、そうだ、それ嘘だよ」
赤「…え」
「うん、嘘。いや〜実はさ、付き合いたくなかったから年下無理っていってただけで、別に年下年上関係ないんだよね〜」
あははと笑う
赤「…なんだよ、それ…」
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作者名：ふぁいなる☆マジック | 作成日時：2016年9月16日 23時
