幼馴染み20 ページ24
夕御飯も終わり。テレビを見る二人
「…毎日が楽しい」
赤「急になんですか」
「京治君とこーやって過ごせるってことが楽しいなって」
赤「…普通にそうやって言うの、やめてください」
「…どうして！？」
赤「…照れるから」
「全然照れてないよ！？」
赤「…Aさんってさ…本当に…もう…」
「な、なにさっ！？」
赤「…バカ」
「酷い！！」
赤「…俺も、この時間好きですよ」
「？急にどしたの」
赤「Aさんとこうやって同じ時間を同じ部屋で過ごせることがとても楽しいんです」
「…やだ、なんか照れる」
赤「3年間、もしかしたら待ち望んでたのかもしれません」
「…え…？」
赤「…こんなこと、言いたくはないです。なんか…恥ずかしいから」
「えっ？」
赤「貴方のいない、A姉のいない3年間は凄く寂しかった」
「京治君…」
赤「心に穴が空いたみたいで。だから…こうやってまた会えたことが嬉しいって思えるんです」
「…私も、すごくうれしいよ。会えたこと」
赤「これからは毎日嫌と言うほど会えますね」
「そうだねー…京治君」
赤「はい？」
「…また、あのときみたいに…二人で遊ぼう」
赤「…はい」
小指を絡め、微笑みあう
それが、幸せだと思う二人
次の日
部活も学校も休み
「京治君、フレンさんの散歩行くけど、いかなーい？」
赤「フレンの散歩ですか？」
「うん、そう。毎日帰ってきてから行ってたけど、せっかくだし朝からいこうかなって。ほら、朝涼しいし」
赤「…そうですか、ならすぐ準備してきます」
「おぉ…せっかくのお休みに悪いねー」
赤「いや、休みでも体動かさないと、部活の時とか困るし…」
「…そうだね〜！その通り！」
お互い準備完了
「…いきますか」
フレンも成長し、少し大きくなりました
「…フレンさん、速い、ちょっ、速い…！！」
テンションMaxなフレンさん
急に走り出す
「…えっ、ちょ、まってってばぁ…！！」
赤「Aさん！？」
朝からダッシュ
「…し、死ぬかと思った…！」
赤「…息あがるの早くない？」
「最近運動してねぇもん！」
赤「…」
「でも、フレンさんが無事でよかったぁ…」
抱き抱える
赤「公園で休憩しましょうか」
「…そうね」
「…ごめん、ありがと」
赤「いや、疲れてるし、俺も喉乾いてたからついでにかってきただけ」
「紳士め」
赤「誉め言葉として受け取っておきます」
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作者名：ふぁいなる☆マジック | 作成日時：2016年9月16日 23時
