幼馴染み16 ページ20
「…京治君、おっはよ♪」
京「…おはようございます」
昨日と違い、少し明るいAさん
「〜♪」
鼻唄を歌いながら朝御飯を作っている
赤「…」
エプロンを付け、料理をするところなんて母親をよく見てきたはずなのに
凄く新鮮に感じた
まるで新婚生活が始まったような…
赤(…って！？何思ってんだろ…俺…)
「ご飯できたよ、食べよー」
赤「あ、はい…」
向かい合って食べる
「…あぁ、来週から夏休みか…」
赤「え？早いですね…」
「まぁ、大学生なんで！これでしばらくバイトに専念できるっていうかー♪」
赤「…俺は再来週からなんですけど…合宿あるからな…」
「合同合宿ってやつ？どこ来るの？」
赤「え？あぁ…音駒と…烏野だったかな、あと2校」
「…からすの！？本当に！？いきたい！」
赤「ダメですよ」
「…えー…」
プクゥとほほを膨らませるAさん
赤(なんか、可愛い…)
「勝手に行ってやるー！」
赤「来たらどうなるか分かりますよね？」
「冗談です…」
赤「…色んな人にバレたくないんです、俺は」
「へ、何で？」
赤「それは…その…」
すこしばかり言葉がつまる
赤「あなた見たいな幼馴染がいるなんてバレたら音駒の主将にからかわれるんで」
「ひっどい！」
赤「…それに俺以外の親しい男作ってほしくないんで」
「…!？」
赤「…早く食べて大学行って下さい」
「…！はぁい」
急いで食べ、食器を片付ける
「…」
赤「…大学どこでしたっけ？」
「へ？あぁ…梟谷学園近くの…」
赤「なんだ、近いんですね。途中まで一緒に行きますか」
「うん！」
赤「すぐ準備してきます」
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作者名：ふぁいなる☆マジック | 作成日時：2016年9月16日 23時
