幼馴染み13 ページ15
かなり凄い震え方をする
「ひぃぃぃ…お許しくださいぃぃぃ…！」
赤「…」
(凄い上からにらまれてるぅぅ…！)
くすっ…
(…ん？今誰かわらっ…た…？)
恐る恐る顔をあげると
京治君が口を片手で押さえて笑っていた
「え、何で笑われて…？！」
赤「…だって…反応が面白すぎ…て…ダメ、無理…限界…」
こんなに笑う京治君、久しぶりに見た…
「って、今までの嘘なの！？」
赤「実は。別にそこまで気にしてないですし。怒ってもないので」
あの、微妙に笑うのやめて？
「焦って損したぁぁぁ！！」
「京治君のバカバカッ！」
ポカポカ叩くけど、そこまで強くない
赤「悪かったですって…と、いってもアンタも同じようなイタズラ、したじゃないですか」
「それもそうだっ！ならおあいこで」
赤「はいはい…」
幼馴染みっていいね
「京治君、ところで雪ちゃんを彼女にしてはどうでしょ…」
赤「マネージャーに手を出せと？」
「…スイマセン」
赤「別に白福さんにはそんな感情持ったことないし」
「ないんだ？！あんなかわいい子に！」
赤「黙りませんか？」
「すまない…」
赤「…だったらまだAさんのほうがいいですし」
「…へぁっ？」
赤「なんですか、その顔…まぁ、いいですけど。性格を知ってるからって意味ですから」
「あ、そゆことね」
なんだ、納得
「…あ、そういえば京治君助けて」
赤「なんですか…」
「告白というものを人生で初めてもらったんだけど、どうしたらいい？経験豊富そうな京治君」
赤「…は？」
赤(Aさんなにいって…)
赤「別に経験豊富って訳じゃないし…何回かはあったけど…」
「豊富じゃないの。それでどうすればいい？」
赤「その人のこと好きなら、はいと答えればいいんじゃないんですか」
「ごめん、全然知らない人」
赤「断れば？」
「ふむぅ…どう断ろう…勉強に集中したいから？」
赤「いや、知りませんよ」
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作者名：ふぁいなる☆マジック | 作成日時：2016年9月16日 23時
