年上の幼馴染み(赤葦京治) (ページ1)

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プロローグページ1

中学1年の3月

卒業をしてしまった幼馴染み

そして…別れの日

赤「…」

「京治、元気でね。これからも頑張りなよ？私がいなくても何でもできるよね？」

赤「子供扱いしないでよ…A姉…A姉も元気でね…」

「うん！元気でね！離れててもずっと忘れないよ！」

赤「忘れたら怒るから！…それじゃあ…またね…」

「うん、またね。バイバイ」

A姉は大きく手を振って車に乗った

俺が見えなくなるまで振り続けてた

A姉は県外に引っ越していったんだ

寂しくて、悲しかった

まるで、心に穴があいたように

あれから3年の月日がたった

赤「…？母さん、この荷物…どこかいくの？」

母「ええ！？お父さんから聞いてないの！？」

赤「何を？」

母「明後日から私とお父さん海外出張なのよ。しばらく家開けるの」

赤「じゃあ、しばらく俺一人？」

母「違うわよ。京治はしっかりしてるけど、一人だと心配だから、しばらく知り合いの人と暮らしてもらうの…これも聞いてない？」

赤「いや…聞いてない…」

母「もう～…お父さんったら…と、言うわけだから、荷物まとめなさい！」

赤「知り合いって誰？」

母「その人のマンションに行けばわかるわよ！」

赤「え、ちょ、母さん！？」

無理矢理部屋に入れられる

母「明日にはもういってもらうから、今日中に片付けなさい！ベットとかはあっちで用意してくれたらしいから！」

赤「…わかった…」

知り合いって…誰のことだろう…？