8箱 ページ8
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「あー！良いところに！ねー、宮くーん。Aと付き合ってるってほんと？」
「ちょ、何言って……」
案の定友人は私の制止も聞かず、彼に聞いた。切実にやめてほしい。
惨めになるだけじゃないかと思いつつ彼の返答を待つが何も言わない。……付き合ってないし、ちゃうでと即答すると思ったのに。
「あーーーー…………」
うねるような声を出し気まずそうな顔をしたかと思えばすぐ笑顔になってにこりとした。
……何故だか嫌な予感がする。
かれは少しの間の後やっとのこと声を出したかと思うと衝撃の一言を放った。
「ほんまやで」
予感は当たっていたようで……呆気にとられて言葉も出ない。
状況がよく読めないし、教室のシーンとした間がとても怖かった。その間をぶち壊すかのように友人は嬉しそうに口を開く。
「ほらー！！やっぱり〜〜ってちょっとA！？」
「ごめん、ちょっと宮くん借りてくわ！」
気がつくと宮侑の腕を引っ張って走って教室を出ていた。女子の目が光っていることも無視して。
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連れてきたのは空き教室。この部屋に2人きり、今の状況じゃロマンチックの欠片もない。……それより
「さっきの、どういうことなん！？！」
そう言うと彼は静かに、にこりと笑った。
続く (更新停止中)
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沙栗 涼真(プロフ) - 夢咲 桜空さん» 誤字報告ありがとうございます。そう言っていただいて嬉しいです。更新頑張ります！ (2019年2月15日 20時) (
レス) id: 3b70260ad9 (このIDを非表示/違反報告)
夢咲 桜空(プロフ) - 1ページ目の『お察しのとうり』は『お察しのとおり』だと思いますよ〜。面白いから、続き待ってます♪ (2019年2月14日 18時) (レス) id: f4e457d965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙栗 涼真 | 作成日時：2019年2月14日 16時
