召喚先がハイキュー（ヤンデレ）の世界だなんて聞いてない……

　第17話 ページ18

？｢A、ちょっといい？｣


……誰？


そう思いつつ、扉を開けた。


扉の向こうには


菅原さん、月島くん、瀬見さん、赤葦さんがいた。


A『みなさん、どうしたんですか？』


菅原｢あのなA、もし何か悩んでることがあるなら相談聞くから｣


赤葦｢Aが何か困ってたら力になりたいし｣


瀬見｢あ、でも無理に話さなくてもいいからな！｣


ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ


…え？


私、泣いてる…？


そっか、私


この世界に来てからずっと不安だったんだ…


記憶ないし、元の世界に戻れるかもわからなくて、


だからこういう風に相談できる人が欲しかったんだ……


月島｢別に泣くほどじゃないデショ、Aの話ぐらい、いくらでも聞くし…｣


A『みなさん、ありがとうございますっ！』


菅原｢でも、今日はもう遅いから寝るんだぞ！｣


瀬見｢明日の夜にまた来るからな！｣


A『はい！私も話したいこと、まとめておきますね！』


赤葦｢じゃあおやすみA｣


A『おやすみなさい』


ｶﾞﾁｬ


あの四人にだったら


私の記憶がないこととか、


元の世界に帰りたいこととかも話して大丈夫だよね！


やっぱりみんながみんな怖い人とは限らないよね！


優しい人がちゃんといてくれてよかった……


私は安心して眠りについた。

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