婚約者13 ページ13
『わぁっ…!』
私はめのまえにひろがるびるぐんにかんたんのこえをもらす。
そんな私に悟くんは「顔出しすぎんなよ」とちゅういするが、私はそんなのおかまいなしにさらにかおをのりだした。
__ここはとうきょうとないをはしるでんしゃ。
私は悟くんと、とうきょうにきていたのだった。
それがけっていしたのは、やくいっしゅうかん前のこと…。
せんせいがおきた日だ。
私がせんせいとよかったよかったとないていいあっていると、悟くんがとつぜんやってきていったのだ。
「そういやお前さ、俺についてくる?」
『ついてくる…?』
「悟様、主語が足りていませんよ」
__はなしをまとめると、どうやら悟くんはとうきょうにあるじゅじゅつこうせんにかよっていたらしくて、そこに私をつれていきたいらしい。すみこみだって。
りゆうとしては、せいげんされていたがいしゅつはんいをすこしばかりひろげられるから。それと、悟くんの婚約者の地位をねらうひとたちからまもるためらしい。
今まではすこしやすみをもらってこっちにいたけれど、もうそろそろでやすみがおわるんだって。
私がきめていいっていわれたけど、私はそのときそのばできめることができなかった。
悟くんとはなれるのは嫌だけど、おとうさまとおかあさまとはなれるのも嫌だ。
だから私は、なやんでなやんで__しゅったついちにちまえにやっときめたのだった。
『いく』
そうしていま、でんしゃからおりた。とうきょうはひとがおおいってきいていたからでんしゃもこんでいるとおもっていたけれど、あまりこんでなかったわ、とおもいながら。
「ほら」
さしだされたてをぎゅっとにぎる。悟くんにみちびかれるまま、えきをでて__
『っ…!』
おもわずいきをのんだ。
ひとのおおさに、たてもののたかさに、みえるけしきすべてに。
ほうぜんとしていると、ひとがわんさかやってきて、ぶつかりそうになる。
『あ、あぶないっ』
「大丈夫だ。ちゃんと手袋してんだろ?」
そういわれ、私はてにはまるてぶくろをみる。これはりょうしんがとうきょうにいくうえでていじしたじょうけんだった。
これは、私のじゅつしきにかんけいしている。
『で、でも…』
「それにここからはタクシーで行くし、高専は人少ねぇよ」
『…うん』
悟くんのうしろにいると、すこししてタクシーがやってくる。私はまわりをちゅういしながらタクシーにのりこんだ。
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AО777 - コメントありがとうございます!『五条悟の幼妻は離婚したい』と設定は似ているのですが、当作品はほのぼのあまーい感じを目標に書いているのでそう言っていただけて嬉しい限りです…!どうぞ当作品も宜しくお願い致しますっ…! (2月9日 6時) (レス) id: e34a889bc1 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - 夢主ちゃんと五条くん…可愛いカップル♡『五条悟の幼妻は離婚したい』とは…また違ったカンジで、すごくいいです!続きを楽しみに、お待ちしております!(⑉ᐢᵕᐢ⑉) (2月8日 20時) (レス) @page11 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:AO777 | 作成日時:2024年2月3日 15時