緑の君Ⅱ【東海オンエア】 (ページ14)

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＊A

・

「本気で行くのー？」

今日は日曜だからとしみつくんとごはんの日なんだけど、

「Aさんどこ行きたいですか？」

後輩とご飯に行くことになってしまった。

電話をかける

「あ、もしもしー？としみつくん？」

と『おー、おつかれ！』

愛しい人の声。

後ろで騒いでるのはてつやさん、か。笑

「ごめん、としみつくん、今日後輩と飲みに行くことになって、、、」

と『ぁー、っと、了解、
帰り迎えに行こうか？』

「いーよ、悪いっっ！」

と『いいからっ！』

何度か断ったけど行きたいから行くと言われ
撮影が始まるからと電話を切られた。

・

後輩「なんでA先輩は付き合わないんですか？？」

「えっ？誰と？」

後輩「鈴木さんです！鈴木としみつさん！」

席に着くなり聞かれて戸惑いを隠せない。

つきあう、、、考えてなかったなぁ。
告白したところで、玉砕ってかんじだし。。

やだ、何考えてんだ。青春か！！

「ないんじゃない？？」
冷静を装って答える。

後輩「私は、ありだと思いますよ～、
としみつさん！毎週ごはん行ってますよね？」

「なんでしってんの？！」

後輩「Aさん、ソワソワしてます笑
わかりやすいです笑」

「え。はずかし。。」

後輩「今日は早めに帰りましょうね？
私は付き合うかどーかを聞いてみたかっただけですから」

わかりやすくハートがついた彼女のセリフ。

いつも通りダラダラと飲みながら
ガールズトークをバーッと喋って
帰ることになった。

「ちょっと電話～」

後輩「あれ、としみつさんじゃないですか？」

「え、ほんとじゃん」

後輩「じゃ、私も迎えに来てもらってるので！！
お疲れ様です！！！」

「お、彼氏～？」

後輩「内緒ですっ！」
てへへと幸せそうに笑って駆けていく彼女。

あの車見たことあるなぁっと
思いながら私もとしみつくんのところに
走っていく。

「としみつくん！時間バッチリ！ありがとう」

と「いいえ？時間ある？」

「ん？あるよ？どっか行く？」

と「んー、どこ行こっかなぁ」

どことなくカチカチの表情で
車を運転するとしみつくんの
横でたわいもない会話をする