ー年下彼女ー塚原要【君と僕。】「完結」

けれど、白の赤に透明 ページ15

その後、


トラックは工事現場に突っ込んで行った。


幸い、工事現場で死者はでなかった。


お父さんはお母さんの


プレゼントを私に預け


一言…


「すまん…母さんと瞬をよろしく頼む。Aが一番頼りだからな」


そう言って微笑んだ。


それを最後に呼吸は浅くなった。


あきらさんが応急処置をしてくれ、


病院まではなんとか呼吸がもったが、


命を落とした。


私もかなりひどい傷をおっていた。


だが、瞬が毎晩


「お父さんは、まだ怪我が治らないのかな？」


そう言うのを否定してやれなかった。


瞬はあきらさんになついた。


お父さんをあきらさんにかぶせるように。


お母さんは私達に怪我をさせたこと


お父さんが死ぬ場面にいなかったこと


1人で悔やんだ。


私は決してお父さんの言葉を忘れてなかった。


「お母さん。私がお母さんと瞬を守るから。
お父さんのように。お父さんの代わりにはならないかもしれないけど、守るから！」


私はお母さんにそう放った。


お母さんは泣き崩れた。


私がお母さんと瞬を守るなら


私が怪我していてどうする！？


私はリハビリを普通の人の半分で終え


復活した。

そして、白にピンクや黄色→←雪の日、白に赤

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