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お風呂から出て髪を乾かしていると
戸塚さんから電話がかかってきた。

ドキドキする気持ちをおさえるために深呼吸をしてから
電話に出た。

『はい。』

「Aちゃん?もう家??」

『家です。戸塚さんは?』

「今駅から歩いてるよ。
 今から外出てこれる…?」

『お風呂入っちゃって…。
 これから出るのは時間かかりますけど、
 それでも良ければ…。』

「じゃあ、、、家、行ってもいいかな…?
 ダメならダメって言ってくれていいから!」

『来てくれるんですか?』

「うん!行くよ!」

『じゃあ、エントランスで待ってます。』

部屋着の上に上着を羽織りマスクをして
エントランスで戸塚さんを待つ。

エントランスの中を右往左往。

まだかな?まだかな?と
思いつつ戸塚さんを待っていると
エントランスの扉が開いた。

キターーーー!!!!
嬉しすぎて笑顔がこぼれる。
もし私が犬だったら嬉しすぎて嬉しすぎて
しっぽをぶんぶんと振ってるだろう。

それぐらいうれしい。

エレベーターに乗り部屋へ。
戸塚さんをリビングに通してキッチンへ行き
カフェラテを作りカップを持ってリビングへ行く。
テーブルの上にカップを置いた。
『カフェラテのホットにしてみました。
 暑いので気をつけてくださいね♪』
ととっつーに伝えた。

「ありがとう」

ソファに座っている戸塚さんの横に少し距離を置いて座った。

そして戸塚さんの視線に気が付く。

『あまり見ないでくださいよ!』

「いつもと違うから…。ナチュラルメイク…?」

『あぁ…。素っぴんです。』
そう言ってマスクを外して微笑む。
カップを持ち口をつけた。
戸塚さんと目を合わせないように…。





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作者名:197561549 | 作成日時:2017年12月16日 8時

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