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祥太さんが帰ってきて玄関にお出迎え。
そのまま人生初のお姫様だっこで祥太さんに寝室へ
運ばれた。そっとベッドの上に降ろしてくれた。
そして今祥太さんは部屋着に着替え中。
『一応お風呂入れるようにしてあるけど…。』
「シャワー浴びてきたからいいや。
わざわざやってくれたのにごめんね?」
ベッドに入りベッドヘッドに寄りかかる。
「それよりさ、Aと一緒に居たいじゃん?」
『ありがとう。』
くっついて肩に頭を乗せた。
『舞台凄く良かった。祥太さんかっこ良かった。あんな祥太さん観たらみんなもっと祥太さんのこと好きになっちゃうね!本当にかっこ良かった。相手役の子かわいいね…。やっぱりアイドルだね!』
あんな祥太さんを毎日見れて、あんなこと言われて
演技だと分かっていても羨ましくなっちゃう。
ヤキモチ妬かないようにしようと思ったけれど
無理だった。心が締め付けられるように痛い。
「かわいいだけじゃダメでしょ。」
『うん。でもいいなぁって思った。』
寄りかかるのをやめてAはベッドに入った。
その直後部屋の明かりが際切られてちょっと暗くなった。
『!?!?』
目の前に祥太さんの顔。
覆い被さられてる。恥ずかしい…。
そんな私を無視して
「じゃあ、もっと恋人っぽいことしてみる?」
首筋に痛みが走った。
すぐに祥太さんに噛み付かれたと分かった。
『んっ…。』
「かわいい♡」
ピンポーン ピンポーン ピンポンピンポンピンポン♪
もっとかっこいい祥太さんが見れると思ったのに
思わぬ邪魔者が入った。
「ちょっと待ってて」
そう言って祥太さんは寝室から出ていってしまった。
ベッドに腰をかけて座った。
耳を澄ましていると聞こえる祥太さんの声と
女の人の声。
誰だろう?元カノとか…?
声の感じ的に若そう。
こんな時間に来なくてもいいじゃん。
時計の針は12時(0時)を指している。
だんだん近付いてくる。
そしてガチャリと寝室のドアが開いた。
??「誰??」
『貴女こそどちら様ですか?』
立ち上がり入ってきた女性に詰め寄る。
??「えっ!?かわいい♡何歳??」
いきなりすぎてよく分からず祥太さんの腕にぎゅっと
掴まった。
『………。』
??「もしかして人見知り?ごめんね?」
『祥太さんこの人誰…?』
掴まったまま祥太さんに尋ねた。
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作者名:197561549 | 作成日時:2017年12月16日 8時