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戸塚side

紅茶を飲みつつエッセイを書いていると
Aが段ボール箱を物色中。
探しているようだが気にせずエッセイの続きを書く。
23時までと言われてからこのあと集中してエッセイが書けた。
時計を見ると23時丁度を指していた。
Aはお目当ての物が見つかりまじめにファイルに目を通している。
近づき後ろからファイルを覗いた。
目を疑うとはこのこと…。
Aが読んでいるファイルに入っていたのは
前に連載していたエッセイだった。

テーブルの上にあるファイルを1冊取り見ると
やはりそうだ。
『あっ…。』
「まさかスクラップしてあるとはね…。本当にファンじゃなかったの?」
『違うよ。もしファンだったらこういう関係になりたいなんて絶対に思わなかった。だって夢は夢のままキラキラ
 させておきたいって思うから。
 信じられないなら信じなくていい。』
そう言ってファイルをテーブルの上に置いて
寝室へ行ってしまった。

初めてをA怒らせたかもしれない。
こんなに好きになった人を疑うなんて最低だ。
Aを追うように寝室へ行きベッドに入った。
Aを抱きしめようとするとするりと避けられた。
そして気が付いた。泣いてる…?
もう一度抱きしめようとすると今回は大人しく腕のなかに
収まってくれた。
「ごめん…。疑って…。」
『…………。』
Aは腕のなかでくるっと向きを変えて胸元に顔をくっつけてきた。行動がかわいい…。
「ごめんね…。」
『もしA.B.C-Z知ってたら祥太さんとなんて付き合わない。祥太さんのファンになんてならない!』
「………?(えっ…?)」
『祥太さんじゃなくて橋本くんのファンになる!!6歳も年上のおじさんのファンになんてならない!!でも、でも、普通に出会って好きになったの。』
と言ったあと大号泣したA。
泣き止んだと思ったら腕のなかでぐっすり寝ている。
疑った俺が悪かった…。
Aにおじさんって言われた…。
ちょっとショック…。

翌朝、目を覚ますとAは隣に居なかった。
リビングへ行くと朝食が出来ていた。
Aは出掛けたあと…。
朝食温めて食べ、仕事へ行った。

河合「とっつー元気ないじゃん。どうしたの?」
昨日のことを話した。
とっつー酷い。とみんなに攻められた。
橋本「あんな優しい子キズつけるとか許せない。俺が口説くよ!!」
五関「好きになったならファンでもいいじゃん。嫌なら別れれば?」
塚田「素直に謝るのが一番だよ!お家帰ったら謝りなよ!」

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作者名:197561549 | 作成日時:2017年12月16日 8時

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