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戸塚side




最近、住んでいるマンションの近くに
カフェができた。

だがしかし、仕事が終わるのが遅くてカフェのまえを通る
頃にはもうカフェは閉まっている。

気になってはいるけどなかなか入れない…。


そんなある日
午前中で仕事が終わりカフェの前を通りかかると…。


あいてる!!!!!


そう思いカフェに入った。

カラン♪カラン♪ドアを引くとドアについていた鐘がなった。
それとほぼ同時に
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
と女性の店員さんが言った。

「一人です。」

「窓側の空いているお席どうぞ。
 注文決まった頃にまたお伺いします。」
そう言い残して店員さんはテーブルから離れた。

メニューを決めて注文。

ふと目に入ったドリンクを作っている女の子。
黒髪でポニーテール。大人しそうな感じ。
大人っぽい…。キレイ…。


『お待たせ致しました。
 チャイティーラテのアイスになります。』

近くで見るとキレイだけどかわいい寄りかな?

一瞬にして恋に落ちた。

この日以降怪しくない程度に通い詰めた。
Aさんっていうらしい。

10月に入り舞台が始まった。
なかなかカフェに行けない日々。

そして気付く。
【テイクアウト始めました。】

明日、舞台は休みだから昼間寄ってみよう。



完全に朝寝坊。
でもカフェに寄る。

カラン カランといつもの音。

『いらっしゃいませ!あっ!
 いつもありがとうございます!』
久しぶりに見るAさんの顔。
癒しだ。
そして覚えてもらえてるんだ。

「お久しぶりです。」

『何になさいますか…?いつものとか…?』

「いつものでお願いします!
 あっ!テイクアウトで…。」

『わかりました。』
会計をして待つ。

『今日はお休みですか?』

「これから仕事です。本当は寄ろうと思ってたのですが寝坊しちゃって…。」

『そうだったんですね!チャイティーラテのアイスになります』

飲み物を受け取る。

「ありがとう」

『ありがとうございました!またお越しください。』




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作者名:197561549 | 作成日時:2017年12月16日 8時

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