当たり前からの第一歩。【としみつ】 (ページ10)

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○遅咲きの片想いページ10

「え？うそ…」

と「嘘でこんな告白せんよ。」

「嬉しい。ありがとう」

と「本当？えっ…じゃあ…俺の彼女になってくれますか？」

うん。

言葉にならない想いがこみ上げた。
頷くことで精一杯。

うん、うん。うん！！！！

「夢みたい。」

私がそういうと、私の頬を少しつまんで
「夢じゃないよ。」と彼は笑った。

付き合い始めたからといって、
特に何も変わらず、離れていたお互いの時間
を取り戻すように、私たちは話した。

と「Aのこと、もっと知りたい。明日も明後日も一緒にいたい。」
「なんで、そんな恥ずかしいこと言うの。わたしも同じだよ。」
と「やっとはっきり言えるんだげ、ちゃんと伝えんと。」

そういって、わたしの頭をポンポンとする。

帰りもわたしの家まで送ってくれたとしくん。

と「じゃあ、また」
「うん、ありがとう。またね。」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

家に帰ってきた。
上着も脱がずソファに座る。

はぁ、明日起きたら夢だったなんて言わないで。
こんな幸せでいいのだろうか。

ピロンッ♪

【またすぐ会おう。いつでも連絡して。】

夢じゃない。

【今日はありがとう。としくんのおかげで明日も頑張れる。大好き】

彼氏になった途端、こんなLINE。
ちょっといきすぎた？！

ピロンッ♪
【俺も好きだよ。】

うわぁーーーーーー！
やばーーーーーーい！

あ、ゆかりに電話しなきゃ！
プルルルルル

「ゆかり？遅くにごめん！話したいことがあった！」
ゆ「ん？さては？」
「付き合うことになった！」
ゆ「わーーー！おめでとー！やったー！」

ゆかりは自分のことのように喜んでくれた。

としみつside

ようやく3年間の片想いが叶った。

ピロン♪

【生放送します。これる東海メンバーは集合】

てつやか。
まぁ、ついでだし、行くか。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿

と「おぅ。」

て「でぇぇぇ！！？としみつ？1番としみつ？」

と「誰が呼んだんだよ。」

て「外にいたの？」

と「居たよ、彼女と。」

て「ふぅーん、そうなんだ、、へ？」

と「俺、戦犯した。」

て「誰？え？もしかしてA？」

と「うん。」

て「でぇぇぇ！うぇーーー？！負けた。あぁ、俺のAが。」

と「いつお前のになった。」

て「昔から俺の中では永遠のお姫様だった。」

と「そうだったんだ。ごめん、俺のになった。」

て「そうか…Aはとしみつのものに。」