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○大切な心の居場所 ページ11

としくんとは、あれからもずっと連絡を
取っている。

変わったのは 彼氏 彼女 という存在になったこと。

あれから仕事が早く終わったら2人で会い、
お互いの家にも行くようになった。

付き合って1ヵ月がたった。


「不満がある。」
ゆかり「なに、どうした急に。」
「付き合って1ヵ月、キスもしてこない!こんなもん?ゆかりはどうだった?」
ゆ「としみつくんって奥手そうだもんね。うちはー、付き合った日にキスされて、その次の日にはもう…」
「ねえ、それ早すぎない?」
ゆ「え?もしかして手も?」

「いや、さすがに手は繋いだ!」
ゆ「よかったー。」


2人で日帰りでちょっと遠出をしたときに、
動物園に行った。
人混みの中だったからか、
さりげなく手を繋いでくれた。

1ヵ月たった今も、
目を合わせるとお互いうつむいてしまう程、
わたしたちは初々しかった。

ゆ「で?次はいつ会うの?」
「今日の夜。」
ゆ「どこで?」
「としくんの家。ご飯作って食べる。」
ゆ「それは、今日だ。もう今日ってことだ。」
「そう思って1ヵ月たったんだよ。」
ゆ「もしうまくいったら教えてね!決して自分からがっつかないことだよ!」
「うん、わかった。」


_________



としくんが迎えにきた。
どんなに自分が忙しくても、迎えに来てくれる。
そんなところに愛を感じる。

と「買い物してから帰ろ」
「そうだね」

2人で夜ご飯を考えて、買い物。
こうしてると夫婦みたいで嬉しかった。

料理は好きだった。
としくんがリクエストしたのはオムライス。

としくんもオムライスだけは
割とうまく作るから、緊張する。

と「うまい!やっぱりAは料理上手だわ」
「ありがとう、ふふ」

目が合う。

と「ふふっ」
「ん?なに?」
と「いや、幸せだなーって」

この笑顔で私の顔は赤くなる。
見つめられないのは、カッコ良すぎるからだ。


食器を洗いながら思う。
男の一人暮らしにしては、部屋は綺麗。
洋服も綺麗にたたんである。
嫁になったら、こりゃ大変だ。なんて。

としくんはソファで携帯を見ている。
食器洗いが終わる頃を見て、私を呼ぶ。


と「ねぇ、A」
トントンと自分の隣りを叩いて
ここに座って と合図する。

と「手、つめたい。」
食器洗いが終わった私の手を握る。

「食器洗い完了です!」
恥ずかしくなった私はまたそうやって誤魔化す。

と「A」

真剣に名前を呼ばれる。
これは。
これは。

きっと。

○2人でいること→←○遅咲きの片想い



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作品ジャンル:恋愛
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作者名:tee(てぃー) | 作成日時:2018年1月13日 17時

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