23.愛すべき馬鹿 鳳凰 ページ23
鳳凰「どっこらせっとくら」
A「…爺」
鳳凰「あ゛ぁ゛!!?誰が爺だと?」
鳳凰はいつも体の支えにしていた杖をAに突きつけ、勇ましく立ち上がった
鳳凰「人の事を爺と言うな。このクソガキが」
鳳凰はAを威嚇して見せたが
A「ほお…爺でないと言うのであれば、新年会用に私が仕入れて来た酒は飲めないな」
鳳凰「私は億越え老人です。そのお酒を飲ませて下さい」
Aが仕入れる名酒の誘惑には勝てなかった
A「そこまで言うのであれば仕方ない。あと、私の事を"クソガキ"と言ったな?」
Aは酒を右手に持って差し出しながら、空の左手も差し出した
鳳凰「なんだその手は?」
A「億越えの老人よ。今日は新年のお祝いの場だぞ?クソガキにお年玉は?」
鳳凰「私の孫に生まれてから出直せ」
A「子も孫もいないから私がもらってやるんだろ?」
公共料金を半分で生活していたケチな爺鳳凰だったが、口元を緩ませながらAにお年玉を渡してやった
2014.12.13
☆この最初の鳳凰は「ゾンビパウダー」
レーンウォーター・キャルダーをイメージしてます
キャルダー様大好きですよ
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年11月21日 16時