22.愛すべき馬鹿 春一 ページ22
八寒地獄の獄卒春一は
春一「や〜い。Aのブ〜ス」
Aに会うたび幼稚な悪口を言う
A「…」
Aはそんな春一を相手にせず、毎回聞き流して終わっていた
春一「お前の母ちゃん冷え性」
鬼灯「冷え性って八寒では嫌味になるんですか?」
A「八大で夏バテしやすいのと同じですよ」
鬼灯「しかし、言っていることが低レベルですね」
鬼灯になんといわれようと春一のAに対する嫌がらせは無くなることがなかった
春一「ブ〜ス、ブ〜ス」
A「うっさいなぁ!!?
美人に生まれた覚えもないけど、とんでもないブスに生まれた覚えもないわ!!」
我慢しきれなくなったAは春一にキレた
春一「そうだろうね。
だって僕が放っておけないくらいAは可愛いんだからよぅ」
A「!!?」
思いもよらない春一の返答にAは何も言い返すことができず
反論しようと開いた口を閉じれずにキョトンとしていた
春一「僕は意地悪してでも近づきたいぐらいAが大好きなんだよぅ」
鬼灯「小中学生のやんちゃ坊主の発想ですね」
春一「Aは僕のことどう思ってるんだよぅ?」
A「とりあえず…気になる異性になっちゃったじゃんか!!」
Aは喧嘩腰で言い返したが、その言葉とAの赤くなった顔は春一をただただ喜ばせるばかりだった
2014.12.10
☆サービス業をしていて、毎日同じ人が口癖のように「ブスブス」いうので、さすがに傷ついて言い返してやった言葉が「美人に生まれた覚えもないけど、とんでもないブスに生まれた覚えもないわ!!」でした
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作者名:辰巳 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/toshi6411/
作成日時:2014年11月21日 16時