山王の輝 ( コブラ )

28頁 ページ28

.




家に帰ってきて、すぐお風呂に入って、晩御飯の準備



ずっと無言のコブラさん



まあ、エブリデイ無言だから、気にしなくてもいいっちゃいいんだけど…



今日はなんだかオーラが違う



ゴゴゴゴゴッッみたいな



「コ、コブラさん、ご飯できました」



ここは、機嫌をとろうと
オムライスにしてみた



.



何も言わず、食べ始め、何も言わず、完食


も、う1回謝ったほうがいい？



そう思いながら、食器を片付ける



キュッ

蛇口を止め、ソファに座ってバイク雑誌を読んでいるコブラさんの隣へ



少し遠いところに立っていると



コブラ
「…なにしてる。座らないのか？」


「す、座ります」



いつものコブラさん



「あ、あの！コブラさん、今日
なんか、怒ってますか…？」




ストレートすぎて、目を見開いて私を見る



コブラ
「気にすんな。」


「気にしますよ…。ずっとオーラが怖くて
近づけないですもん」



コブラ
「は？怖い？」


「え？はい」


コブラ
「(俺、重症かよ……)」



ん？
コブラさんが はぁ〜 とため息をつきながら下を向いた



「コブラさん？」


コブラ
「何でもねぇ。寝ろ。」



「…はい。おやすみなさい」




.


不満も残りながらも、ベッドに入ると瞬殺で夢の中へ入っていった



.

作者頁→←27頁

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す