山王の輝 ( コブラ )

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コブラ
「何しているんだと聞いている」



男
「あ？……ッッ！コブラッッ！」



コブラ
「………」




ようやくコブラさんと気づいたのか
後ずさり



コブラ
「……行くぞ」


「…はい」



ビビっている男を放っておいて、ズンズン進むコブラさん



握られている手首が少し痛い



「コブラさん、怒ってますか…？」


コブラ
「……別に」



怒ってる〜〜〜ッッ！！！！！



「ごめんなさい」


コブラ
「……別に」




さっきから

……別に


しか言ってない。ひぃっ。



.



無言のままみんなの元へ帰ってきて、その日１日不機嫌だったコブラさん


どうしようどうしよう



「ナオミちゃん、コブラさん怒らしちゃった」


ナオミ
「はあ？大丈夫。Aに対しては怒ってねえよ」



「え？」



私に怒ってなかったら、誰に怒ってるの？


まさか、ジュース買ってなかったこと？

え！それとも、ずっとTシャツ着てなかったから？



あ、まさか、スイカ割り一発で割っちゃったからとか？



いろいろ当てはまりすぎて………



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