山王の輝 ( コブラ )

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少し私の過去を…コブラさんの背中で思い出していた



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七年前、当時 12歳 だった私
( 今は 19 歳 。そういえば、みんなに言ってない ( 笑 ) )



ままとぱぱとひとりのお姉ちゃん



ままはアメリカの人でぱぱが日本の人

まあ、世間一般では、ハーフ と呼ばれる人種が 私


といっても、少し薄い茶髪に、少し薄い瞳の色。
幼少期は目立ってたけど、大人になるにつれて目立たなくなっていった



お姉ちゃんは、私より、ままに似ていて
とても美人で優秀でスポーツ万能
人当たりも良くて、誰からも好かれていた




私もそんなお姉ちゃんが羨ましくて、でもかっこよくて、大好きだった



あの日が来るまで………


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12歳の冬、私は冷えきったリビングにひとり、座っていた


ままもぱぱもお姉ちゃんもその夜は帰ってこなかった



どうして帰ってこないの？

私、なにかしたかな？



いつも、誰にも迷惑をかけないように
大人しく大人しく目立たないように生活をしていた


その生活につれ、性格もおとなしくなり、あまり喋らなくなった。



話したって、みんなお姉ちゃんの話に夢中なんだもの



みんなみんな、お姉ちゃんのことしか見えてないんだ



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