検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:27,061 hit

__ ページ23

.





朝早く。

まだ愛奈が眠らぬ森の美女のように眠っている頃。





変な予感がした。嫌な予感。
愛奈が誰かに奪われてしまうようなそんな予感。





そんな思いを抱いてベットから出る。
なぜかわからないけど、この部屋を出る準備をしなきゃと思い、愛奈に必要な物を取り出した。





最近、愛奈のトイレトレーニングがうまくいき、オムツをあまり使わなくて良くなった。
けれど、一応持っていく。









この部屋に前からある白のスーツケース。
その中の片一方に買い置きのオムツ一袋を入れて残ったスペースにパンツやおもちゃを入れた。



私のも愛奈のも服はどこでも買える。
今は生活に必要なもの、印鑑や通帳、私の保険証を持っていく。


愛奈の保険証はこの部屋にはない。






手提げなどのバッグだと置き忘れがあったりするかもしれない。

ウエストポーチに印鑑、通帳、保険証を入れて広臣が置いていく封筒に入った札束を入れる。




そこまで準備したところで部屋のインターホンが鳴る音がした。







玄関まで来て鍵を開けると、スーツ姿の広臣がいた。

今までつけてるのを見たことがないネクタイを締めて。




「開けて。話がある。」




その低い声を聞いて嫌な予感が当たったんだと悟った。

__→←アサガオ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (77 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
226人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星華 x他1人 | 作成日時:2019年3月10日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。