不器用な俺を許して…2

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隆「乗せてく」



『え？汗』



隆「タクシー待ってたら余計に時間掛かる」



『隆二さん…』



敬「お会計はしとくから､行ってやりな！」



『先輩…､ありがとう笑』



臣「行くぞ」







と､私の手を繋いだ…､







『え？』



臣「あんな真っ暗な社内に1人で行かす訳にはいかねぇ」



『臣さん…､』



隆「急ぐんだろ？」



『はいっ!!』







先輩がお会計してくれて…､


隆二さんの車で舞の元へ向かった…､






『ありがとうございますっ､』






私はすぐ車を降りて､舞の部署へ向かった…､






『舞！』



舞「A…っ､」






舞は私に抱きついてきた…､






『なんで､1人で…』



舞「だって､子供好きじゃないし…っ､
堕ろせとか言われたら､私…っ､」



『っ､』



臣「んなの､話してみなきゃ分かんねぇだろ？」



『え？』



舞「社長…､なんで､」








あっ…､


舞にはまだ話してなかったんだ…汗








『そうだよ！
話してみなよ！
自分の子なら可愛いってなるかもよ？笑』



舞「A､」



『連絡はした？』



舞「ううん」



『なんでよ！汗』



舞「泣いてるのに､電話出来ないじゃん…､」



『舞…､
私は黒木課長とかあんまり関わんないから､
正直､どんな人か分かんないけどさぁー､
舞の事は大事に想ってくれてるんだと､
思うけど？笑』



舞「A…」



『ほら､電話しな？笑
私とずっと一緒に居たって言えばいい！』



舞「スピーカーでもいい？」



『いいよ笑』






舞は渋々電話をスピーカーで掛けた…､






舞「もしも《何処？》え？」


《連絡もしねぇで､誰と何処行ってんの？》






ほらぁ…汗


怒ってんじゃん…汗






舞「っ､」



『もしもし？大野ですけど…』



《あぁ､舞と同期のね！》



『はいっ！お疲れ様です！
実は私が舞を連れ回しちゃって汗
すみません!!』


《お疲れ！
そうだったんだぁ！ならいいけど､
舞に連絡だけ入れるように言っといて！》


『はいっ笑
もうすぐ帰らすんで！』


《分かった笑
舞に代わってくれる？》


『はいっ笑､舞？』


舞「もしもし？」


《そうならそうと言えよ！》


舞「ごめん」


《気を付けて帰って来いよ？》


舞「っ…うんっ､」


《ったく､泣くぐらいなら連絡しろ！》


舞「うんっ…っ､」






いい人じゃん…笑

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