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私には臣さんの背中しか見えない…、




だから…、




臣さんがどんな表情で…、


どんな気持ちで聞いてくれてるかなんて…、


分かんない…、




けど…、




臣さんのお腹に回してる私の腕を…、


ぎゅっと握ってくれてるから…、


ちゃんと聞いてくれてるんだって分かる…、







『今日…、
隆二さんが脅されたんだろ?って…、
部長から聞いたって言ってたでしょ?』



臣「あぁ」



『あれ…うそだよ?』



臣「え?」



『多分…隆二さんが庇ってくれたんだと思う、
確かに、1番初めに接待した時に…、
毎回飲みに付き合ってくれたら、悪い風にはしないって言われたよ?』



臣「……」



『けど、脅すような事は言われてない!
私が担当してた人だから、ちゃんとその人の事を知りたくて行ってただけ!
でも…途中から触られる事が増えてって、
苦痛で怖いって思うようになってきた…、』







根はすっごくいい人なんだけどな…、







〜臣side〜



『けど、毎回の事だったし…、
断る理由もタイミングも分かんなくなっちゃって、
結局…今日も行かざるを得なかったんだ…、』






はぁー、


Aらしいっちゃ、らしいわ…、






臣「そっか」



『せっかく、来てくれたのに…、
臣さんを傷付けるような事になってごめんね、』



臣「え?」



『私が怖がったから…、
私に触れられなかったでしょ…?』



臣「気付いてたんだ」



『うん、』



臣「ごめんな」






と、俺はAの赤くなった手首を摩った…






『ううん、
私ね…それで気付かされたんだ、』



臣「え?」



『臣さんに触れてもらえない事が…
こんなにも胸が苦しくなるんだって』



臣「A」



『初めてなの!
自分に触れて欲しいって思ったの!
そう思ったら、私も臣さんに触れたいって思った、だから、今になって…、
敬浩先輩が言ってた意味が分かった!』



臣「フッ笑、そっか」



『うんっ笑、だからさぁ…』







Aは俺の背中から離れ…


俺の前に立って…


今度は背中に腕を回し…


俺を見上げてきた…








『臣さんなら…大丈夫な気がするっ//』







と、顔を真っ赤にして照れ臭そうに微笑んだ…







臣「A…」







そんなAがスゲー愛おしくて…


Aの頬に手を添えた…







『今度は私から、お願いしたい事があるの//』



臣「ん?」



『私を、臣さんのモノにしてくれますか?//』






と優しく微笑んだ…

臣side→←臣side



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Ri(プロフ) - 迦埜さん» 初めまして!コメントありがとうございます笑、これからもよろしくお願いします!笑 (2019年2月23日 20時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
迦埜(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。更新楽しみにしてます。 (2019年2月23日 19時) (レス) id: b2a0051816 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 気を付けてたのですが、フラグが立っちゃいました…、すみません…、 (2019年2月23日 7時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - ユキさん» 決まりましたね!やっとSUPERMOONの謎が解けました(*^▽^*) (2019年2月22日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 臣君も4月映画コナンの主題歌決まりましたよ(///ω///)♪ (2019年2月22日 10時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Ri | 作成日時:2019年2月18日 13時

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