検索窓
今日:13 hit、昨日:23 hit、合計:349,815 hit

臣side ページ40

『……すみませんでした、』



Aは俺と隆二に頭を下げた…、




隆「いいから、頭上げな!
黙ってたのは許せねぇけど、
前に脅された事があるんだろ?」



『え?』



隆「部長から聞いてる、
だから、俺を行かせたんだよ!
多分、黙って1人で行くだろうからってな!」



『っ、』



臣「だから、後を付けてきた」



『っ、』



臣「A」





俺は泣いてるAの頬に、手を伸ばした…、


すると…、


Aの身体がビクついた…、





臣「え?」



『あっ…、ごめんなさいっ、』







と、下を向いてスーツのスカートをぎゅっと握った…







臣「いや」



『えっとぉ…っ、』



隆「A?どうした?震えてるぞ、汗」



『っ、すみませんっ、
ちょっと、御手洗に…っ、』







とAは走って行った…、






臣「……意味分かんねぇ」



隆「あの社長が頭に手を乗せた時は、
大丈夫だったよな?」



臣「あぁ」






て事は…、


俺を怖がってる?







臣「………なんでだよ、」



隆「素直に聞いてみれば?」



臣「あぁ」







Aがトイレから戻ってきた…、





隆「落ち着いたか?」



『はい、大丈夫です汗』



臣「とりあえず、戻るか?」



『はいっ笑』






Aはいつも通り笑顔を、俺と隆二に向けた…


そして、3人でタクシーに乗った…、






『……さっきは、ごめんなさい、』



臣「え?」



『私も…なんで震えたのか分かんなくて、』



臣隆「……」



『でも…、理由があるとしたらっ、』



臣「ん?」



『っ……初めて、怖いって思ったっ、』







え?






隆「臣が?」



『臣さんが…というかっ、
男の人に…っ、
あんなに…強く掴まれた事も無ければ…っ、
あんなに…冷たい目で見られた事も無かったからっ、』



臣「っ、」








そうだった…、


Aが男が苦手で慣れてないのを…、


俺は忘れてた…、









『過剰に反応しちゃったのかも…っ、
ごめんなさい、』



臣「いや、悪かったのは俺だから」



『え?』



臣「自分の嫉妬心と独占欲で、
お前が男が苦手で慣れてねぇ事が頭から消えてたわ、」



『っ、』



臣「ほんと悪かった」



『っ、』



臣「手首…見して?」







俺はAの手首すら、自分から触れなかった…、






『はい』






Aは素直に袖を捲り、手首を見せてくれた…、

41→←39



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (156 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
772人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Ri(プロフ) - 迦埜さん» 初めまして!コメントありがとうございます笑、これからもよろしくお願いします!笑 (2019年2月23日 20時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
迦埜(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。更新楽しみにしてます。 (2019年2月23日 19時) (レス) id: b2a0051816 (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - 気を付けてたのですが、フラグが立っちゃいました…、すみません…、 (2019年2月23日 7時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
Ri(プロフ) - ユキさん» 決まりましたね!やっとSUPERMOONの謎が解けました(*^▽^*) (2019年2月22日 22時) (レス) id: 7d8fcc308a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 臣君も4月映画コナンの主題歌決まりましたよ(///ω///)♪ (2019年2月22日 10時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Ri | 作成日時:2019年2月18日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。